タイフェスティバル東京2026でタイ茶に40分並ぶ日本人の姿が話題になってからしばらく。タイのSNSでは「日本の行列文化」への驚きと羨望のコメントが後を絶たない。

なぜ今「日本の並び方」がタイSNSで話題に
2026年5月、タイフェスティバル東京にタイ茶「チャートラームー」が出店し、日本人が40分待ちの長蛇の列を作ったことがタイ語SNSで大きな話題になった。そのSNS投稿を起点に、「なぜ日本人はあんなに静かに並べるのか」というテーマのスレッドがタイのX・Facebook・Pantipで連日にわたって盛り上がっている。
タイ人の声(SNS上の反応)
- 「日本人って本当に整然と並ぶ。タイ人だったら10分で諦めるか横入りする人が出る」(Facebook )
- 「40分も並ぶのは日本人だけ。でもタイの料理を食べるためにそこまでしてくれるのは素直に嬉しい」(X / @Thaifoodies_official)
- 「タイ人の私でも、日本に行ったら自然と並ぶようになってしまった。雰囲気がそうさせる」(Pantip)
- 「日本の行列は芸術的だと思う。みんなが同じ方向を向いて、しゃべらず、押さない。タイでこれをやると奇跡が必要」(TikTok / @japan_culture_review のコメント欄)
- 「日本人は『待つこと』を尊重しているのかな。タイ人は待ちたくないから『コネ』を使う……」(Facebook)
なぜタイ人は「行列」に驚くのか
タイ文化では、公共の場での行列は比較的緩やかな概念だ。銀行・病院などの公的機関では整理番号が機能しているが、屋台や市場では「声が大きい人」「顔見知り」が優先されることも珍しくない。「我慢」よりも「現実的な対応」を好む文化的傾向が背景にある。
日本の行列文化は「他者への配慮」「公共秩序の尊重」という文化的規範から生まれており、タイ人の目には「信じられないほど礼儀正しい」映る。一方で「効率が悪い」「窮屈そう」という見方もあり、必ずしも全面的な称賛ではない。
日本人読者へのメッセージ
あなたが当たり前だと思っている「行列を守る」という行動は、世界から見れば驚きの文化だ。そして、その「当たり前」がタイ人に「日本っていいな」と感じさせている。旅行でタイを訪れた際、少し緩やかな行列に出くわしても——それはタイ流の優しさかもしれない。
