校長「妊娠しない」、レイプ被害少女に

スポンサーリンク
不祥事が起こったペチャブン県の小学校

タイ中部ペチャブン県ウィチアンブリ郡の小学校で5年生の女子児童(11)が6年生の男子児童(12)に図書室でレイプされた事件で、学校の評判が落ちるのを懸念した女性校長が被害児童らに事件を口外しないよう指示していたことが6月26日、明らかになった。

現地紙の報道によれば、21日午後、女子児童はレイプ被害にあった直後、担任に助けを求めたところ、担任は校長のところに連れて行ったが、校長は児童に「妊娠しない」と述べ、口外しないよう指示していた。

女子児童は24日まで誰にも言わなかったが、いとこに相談したところ、母親の耳に入ってしまったことから、母親にすべてを説明。母親は村長に相談し、25日に村人30人が校長に責任を取るよう学校に抗議した。

一方、男子児童は容疑を認めており、男子児童の保護者は女子児童の家族に対し慰謝料として1万バーツを支払ったという。加害者の男子児童はこれまで女子の胸や尻を触るなどのトラブルを過去に5回起こしていという。