リベンジポルノの被害にあった少女(14歳)が自殺していた事件で、タイ警察は6月23日午前6時、バンコク近郊パトゥムタニ県ラムルッカ郡クーコットにある民家を家宅捜索し、コンピュータやスマートフォンに保存された少女のヌード写真や動画などを多数押収、通信会社でコールセンター係りを務める会社員の男(27歳)を逮捕したと発表した。
タイ警察によれば、男はツイッターやボイスチャットの偽アカウントを使って少女と接触。金銭と引き換えにヌード写真を提供させた後、ヌード写真をばらまくなどと少女を脅し、男とのビデオ通話を強要、男は少女の淫らな姿をたびたび撮影していたもよう。少女は度重なる強要に耐え切れず首つり自殺した。
警察の取り調べに対し、男は当初、少女を恐喝したことを否認していたが現在は容疑を認めているもよう。男は少女のコスプレ写真を収集しており、押収したコンピュータからは15歳未満の少女のヌード写真が多数見つかっており、警察では自殺した少女以外に少なくとも10人の少女に対しと同様の手口で犯行を行っている可能性があるとみて捜査を進めている。
警察官をしている少女の父親は、「娘は12歳くらいからコスプレが大好きで、コスプレ用の服を貸し出したりし数十万バーツの売上があった。コスプレ写真を撮ってもらう際は十分気をつけるようにときつく言っていたのだが、、、娘を守れなくて残念だ」と話している。