8月5日午後1時ごろ、都内パトゥムワン区の外貨両替店「サイアム・エクスチェンジ」で、100米ドルの偽札5000枚(およそ1800万バーツ相当)を両替しようとしたタイ人の男2人が現行犯逮捕された。
マティチョンなどによると、逮捕されたのは、タイ南部のパタルン出身の男(48)とソンクラー出身の男(45)で、両替店のスタッフが2人から受け取ったドル紙幣の指ざわりが本物とは異なっていたことから、偽札検知機で検査したところアラートが出たため警察に通報。現場に急行した警察により2人は逮捕された。
取り調べによると、両替店に持ち込まれた偽ドル札はタイ南部でゴム農園の土地を売却した際に受け取ったものだなどと2人は供述しているが、警察では2人が何者かに雇われて偽札の両替を試みたものとみている。
昨年ナコンパトム県で大量に押収された米ドル紙幣を印刷した印刷機が行方不明になっており、米国大使館によれば、今回押収した偽札はその印刷機を使って印刷された可能性が高いとみられている。