【パッタニー発】「微笑みの国」を恐怖のどん底に突き落とした鬼畜の凶行に、戦慄の新事実だ。4月15日に重要証人の父親(58)を射殺した容疑者の男(32)から押収されたスマホ内の「ターゲットリスト」を解析した結果、そこには殺害された父親以外にも計5名の名前が記されていたことが判明。うち2名は、2024年から行方が分からなくなっている地元の若い女性であることが分かり、警察当局は「連続拉致監禁・殺人」の疑いで捜査を拡大。タイ全土で「悪魔に情けをかけるな」と、去勢刑導入を求めるデモが激化している。
■「闇のリスト」に刻まれた戦慄の過去
警察が解析を終えたスマホには、身の毛もよだつ「死の相関図」が保存されていた。リストの筆頭には射殺された父親の名前があり、その横には「完了」を意味する不気味な印が。しかし、捜査員の手を震わせたのは、リストの下段に記された2名の女性の名前だ。
この2名は、過去2年間にパッタニー県内で突如消息を絶ち、現在も未解決のままとなっている失踪者と一致。警察は、男が有力者の親族という立場を利用し、彼女たちを「闇バイト」の罠で誘い出し、暴行した末に山中に遺棄した可能性があるとみて、男が所有する農園の掘り返し作業を開始した。
■取り調べで「ゴミを掃除しただけ」と放言
18日夜に行われた取り調べで、男は父親殺害について「司法を乱すゴミを掃除してやっただけだ」と、反省の色を全く見せない傲慢な供述を繰り返しているという。
一方、これまで男の「後ろ盾」とされてきた有力者の叔父は、19日朝に緊急会見を開き、「一族の恥だ。一切の法的・経済的支援を打ち切る」とトカゲの尻尾切りを宣言。これを受け、裁判所は男の保釈を永久に却下し、最厳重警備の刑務所へ移送することを決定した。
■「去勢刑」導入へ、司法省が異例のスピード検討
この事件を受け、バンコクの首相府前では「性獣に人権はない」と訴える数千人規模の抗議デモが発生。ソムサック法相は「本件のような再犯性が高く、隠蔽工作を厭わない凶悪な性犯罪者に対し、化学的去勢(テストステロン抑制剤の投与)を強制する法案の即時施行を検討する」と異例の踏み込んだ発言を行った。
娘を汚され、命を懸けて戦った父の尊い死は、今、タイの腐敗した司法と特権階級の闇を焼き尽くそうとしている。
