タイ国鉄(SRT)は10月5日、タイ東北部ノンカイ県とラオスの首都ビエンチャン郊外で建設中のカムサワート駅(Khamsavath Station)を結ぶ鉄道が2023年中旬に開通すると発表した。
ビエンチャンで建設中の新駅は、これまでタイ~ラオス間の国際鉄道のラオス側の終着駅となってきたターナーレーン駅から北西に約7.5キロ延伸した場所に位置し、昨年12月に開通したラオス中国鉄道のビエンチャン駅からは約10キロ離れている。
タイ国鉄の計画によると、第1フェーズで、ラオス・ビエンチャンのターナーレーン 、カムサワート、タイ・ノンカイ県のナーター、ノンカイ の4つの駅が接続される。2023年中旬までに国際列車の運行を開始し、1日4往復運航する予定。
2024年からの第2フェーズでは、タイ東北部ウドンタニ県のウドンタニ駅と同ナコンラチャシマ県のナコンラチャシマ駅まで路線を延伸し、ナコンラチャシマ~ビエンチャン・カムサワート間を1日2往復運航する。
2025年からの最終フェーズでは、バンコクの中央駅バンスー駅まで路線を延伸し、バンコク~ビエンチャン・カムサワート間を1日2往復する。
カムサワート駅は、ラオス中国鉄道のビエンチャン駅と接続することが計画されており、将来的にはバンコクと中国の昆明が接続される。