タイ最高裁、映画「ザ・ビーチ」の環境破壊で森林局に原状回復命令

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観光客で溢れかえる閉鎖される前のマヤビーチ

レオナルド・ディカプリオ主演のハリウッド映画「ザ・ビーチ」(2000年)の撮影が1998年にタイ南部クラビー県ピピ島で行われた際のマヤ湾の環境破壊をめぐる訴訟で、タイの最高裁判所は9月13日、下級裁判所の判決内容を支持し、タイ森林局に対し、マヤ湾の原状回復を命じた。

現地メディアの報道によると、映画撮影時、「完璧なビーチをさらに完璧にする」ため、大量のヤシが海岸に植林されており、これが環境破壊にあたるとして、クラビー県当局などが森林局などを相手取り訴訟を起こしていた。

マヤ湾は「ザ・ビーチ」で一躍有名になり世界中から観光客が殺到。観光客による環境破壊が進んだことから、現在は自然の復興を目指し閉鎖されている。

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