パンツ一丁で全国の家電ショップで盗み
およそ２年間にわたりパンツ一丁でタイ全国の家電ショップを狙い深夜に携帯電話などを盗んでいたタイ版変態仮面が７月５日、バンコク都内のコンドミニアムでタイ警察により逮捕された。
現地メディアの６日付報道によると、逮捕されたのはタイ深南部ナラティワート県出身の男（23）で、布で顔を覆いパンツ一丁で、IT家電チェーン「バナナ」の店舗のみを狙いタイ全国で盗みを行っていた。
この日、タイ警察による家宅捜索で都内ラートプラオ通りのコンドミニアムから携帯電話89台が押収。これらの大部分は７月３日に計128品目（総額200万バーツ）の盗難被害に遭ったタイ東北部ナコンナヨック支店のものとみられ、男は同様の手口で、2021年１月27日にタイ深南部ヤラー県、2022年１月９日に都内サイマイ支店など計９店で犯行に及んでいたもようで、男は犯行を認めているという。
パンツ一丁になると「自分に自信がもてる」
「バナナ」の店舗のみを狙った理由については男は「バナナと黄色が好きだったから」と供述。パンツ一丁で犯行に及んだことについては「（パンツ一丁になると）自分に自信がもてるから」と説明しているという。
また犯行の動機については、「子供の頃、友達は携帯電話を持っていたが、僕は持っていなかった。ロビンフッドになりたかったんだ。僕は変態じゃない」などと語っているという。
男は盗んだ携帯電話は生活資金のため売却したほか、一部は王宮前広場やフアランポーン駅付近の浮浪者に配ったりもしていたという。