交際認められぬ恨みで義父弟銃殺、無職の男逮捕 バンコク都内

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タイ警察は10月15日午前11時ごろ、バンコク都内バンケー区のペットカセム通りにある2階建てタウンハウスで男性2人を銃で殺害したとして無職の男(28)を殺人容疑などで逮捕した。

殺害されたのは容疑者の義父(46)と義弟(22)の2人で、容疑者は、家族を殺された義母(44)が警察署に出頭するのをペットカセム警察署の前で待ち伏せし、殺害しようとしているところを警察当局に逮捕された。

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ネット通販で購入した銃で義父と義弟を殺害

現地メディアの報道によると、容疑者は、15日午前7時20分ごろ、義理の両親が住む都内のタウンハウスに押し入り、1階の寝室で寝ていた義弟のこめかみを左側から銃で撃ち抜き殺害。

1階でシャワーを浴びようとしていた義父のこめかみを左側から銃で撃ち抜き殺害した。

さらに義母を殺害しようと2階に上がり、施錠されたドアノブなどを狙い3発発砲したが、銃弾を充填するため自宅に戻った。

義母は、娘から、容疑者が「家族全員を殺す」と言い実家に向かったことを伝えるメッセージを受け取った際に1階から2発の銃声を聞き、部屋のドアを施錠し、室内のトイレに身を隠し、警察に通報した。

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「家族全員を殺害」と脅迫、警察に被害届け出るも受理されず

義母によると、容疑者と娘は高校在学中に交際していたが、容疑者が覚醒剤に関与していたことから両親が2人の交際に反対。高校卒業後、娘をタイ東部トラート県のマーク島に移住させ2人の仲を引き裂いた。

しかし、4年間のマーク島での生活を終え、バンコクに戻ると、2人はよりを戻し、都内ペットカセム通りで同棲、1児をもうけ、現在妊娠7カ月だったが、容疑者は交際を反対された恨みから妻に家族と絶縁するよう強要していたほか、「家族全員を殺害する」と妻の家族を脅迫していた。

そのため、容疑者の義父母は8月14日、家族への殺害予告についてペットカセム警察署に被害を届け出ていたが、届け出は受理されなかった。

警察の取り調べによると、容疑者は殺害のために使用された銃をネット通販で購入。妻の家族の資産を盗み売却して得た現金を銃の購入資金に充てていたという。

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