タイ警察は8月24日午前6時、タイ東北部ウドンタニ県内の小学校で非常勤講師を務める男(31)の家宅捜索をおこない、4000点以上のわいせつ画像や動画を押収し、強制わいせつ容疑などで男を逮捕した。
現地メディアの報道によると、同県内の小学校で小学4〜5年生に課外活動のエアロビクスを教えていた容疑者は、課外活動後に女児らを自宅に招き、女児らにわいせつ行為を行ったほか、女児らのわいせつ画像や映像を撮影しネットに流すなどしていた疑いがもたれている
警察が押収した容疑者の携帯電話からは、10~11歳とみられる女児の性器などを撮影したわいせつ画像が4000枚以上、女児が服を脱ぐ様子を撮影した動画が3本見つかったほか、容疑者が女児2人と性行為をする様子が撮影された動画も見つかった。
容疑者の逮捕後、「日本のセーラー服を着るようすすめられ、ベッドでわいせつ行為を強要された」「先生にもらった水を飲むと意識がなくなり、気がついた時に女性器に痛みを感じた」「わいせつ行為後に誰にも言うなと脅された」などと保護者に報告する女児が相次いでいる。
これに対し、被害者の保護者の1人は、「課外活動後、容疑者が教え子を自宅に招いていることは知っていたが、先生はオカマだから、まさか、そういう問題はないだろうと信用していた」と述べた。
容疑者は同校の卒業生で、エアロビクスの経験があったことから、課外活動のエアロビクスを担当してくれるよう小学校から要請を受け、2021年に4カ月間、小学4〜5年生の児童を担当したところ、エアロビクスの地方大会で優勝。その功績をかわれ、今年7~8月に小学4〜5年生の女児12人にエアロビクスを教えているところだったという。