９月30日午後10時ごろ、タイ東北部ナコンラチャシマ県ムアン郡のスラナリー技術大学近くの交差点で、16歳男児が無免許運転していたBMWが赤信号を無視し、交差点内でバイクに衝突、バイクを運転していた男性（24）が死亡した。
現地メディアの報道によると、死亡した男性は、信号が青になったためバイクを直進させたところ、赤信号を無視し猛スピードで交差点に入って来たBMWに跳ねられ、バイクとともに数十メートル吹き飛ばされ即死した。
BMWには運転する男児のほか、男児の同級生２人が同乗していたが、３人に怪我はなかった。
死亡した男性の父親によると、男性はスラナリー技術大学を首席で卒業し、今年７月に学位授与式が行われたばかりで、学費を貯めるために病院でアルバイトをしており、事故発生当時、男性はアルバイト先から帰宅する途中だった。
BMWを運転していた児童らは、事故発生直後、バイクの運転手を助けようとせずに携帯電話でBMWの写真を撮影するなどし警察が到着するのを待っていたという。