アヌティン副首相兼保健相は6月14日、大麻解禁後の状況について、大麻の使用に関するキャンペーン等が順調に行われており「大麻政策は成功」だとし、引き続き大麻の効能を宣伝し不健康な使用については注意を促し、大麻政策を推進する意向を明らかにした。
アヌティン保健相によると、これまでおよそ70万人が大麻関連事業のライセンスを取得し、およそ2000万人が大麻栽培用の登録アプリを使用しており、当初の目標を大幅に上回っていることから、健康促進だけでなく経済の活性化が期待できるとしている。
これに対し、タイ上院からは関連法の整備不備が指摘されており、特に未成年の娯楽目的の使用を早急に禁止するよう法整備を進めなければならないとの声があがった。大麻の娯楽目的での使用に関する法案については現在国会で審議中。
参考記事
・バンコク、大麻吸引で1人死亡（2022年6月15日）
・タイで大麻栽培が解禁、登録者殺到（2022年6月10日）
・タイ、大麻の家庭栽培を合法化（2022年6月9日）