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タイ北部チェンマイでHIV感染2万3000人超え!1日2人ペースで増加、出会い系サイト経由で15〜24歳の若者に拡大

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北部の古都チェンマイで、HIV感染の拡大に警鐘が鳴らされている。タイ字紙各紙が7月28日までに報じたところによると、チェンマイ県内のHIV感染者は累計2万3000人を突破。新規感染は平均で1日2人のペースで確認されており、特に15〜24歳の若年層への感染拡大が顕著だという。

保健当局が特に懸念しているのが、この若年層の感染比率の上昇だ。交際相手との無防備な性行為やマッチングアプリを通じた出会いの拡大が背景にあるとみられ、感染に気付かないまま検査を受けない「隠れ感染」の存在も指摘されている。

早期検査・早期治療が鍵

HIVは現在、抗レトロウイルス薬による治療で体内のウイルス量を検出限界以下に抑えられ、適切な治療を続ければ他者への感染リスクも大幅に下げられる。タイでは国民皆保険制度の下で検査・治療とも公的にカバーされており、当局は「感染しても早期に治療を始めれば普通の生活を送れる。恐れるべきは検査を受けないことだ」と若者に検査を呼びかけている。

タイは1990年代の爆発的流行をコンドーム普及キャンペーンで抑え込んだ「エイズ対策の成功国」として知られる。しかし近年は若い世代で危機感が薄れ、予防意識の低下が全国的な課題となっている。

在住日本人にも無縁ではなく

チェンマイは日本人の長期滞在者や留学生も多い都市だ。県内の病院や保健所では匿名でのHIV検査が可能で、暴露前予防薬(PrEP)の処方も広がっている。旅の恥はかき捨て——では済まされないのが感染症。正しい知識と検査の習慣こそが、自分と相手を守る最善の防御となる。

なお、タイでは旅行者や短期滞在者でも民間クリニックで簡単に性感染症の検査を受けられる。チェンマイ市内でも検査キットの薬局販売が広がっており、当局は「不安を感じたらまず検査を」と繰り返し呼びかけている。感染者の増加ペースが落ちない現状を、州も国も重く受け止めるべき局面に来ている。

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