16歳のタイ人女性、ミャンマーの売春カラオケから救出される

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被害者から事情を聞くパウィナー財団の代表パウィナー氏

「高収入。経験学歴不問」というソーシャルメディアの広告に応募したところ、ミャンマー国内のカラオケ店で監禁され売春を強制されていた16歳のタイ人女性が、9月6日午前1時30分ごろ、ミャンマーの警察当局により救出された。

現地メディアの報道によると、売春カラオケ店から救出されたのはタイ東北部ブリラム県出身の女性で、今年8月にFacebookで募集していた月給5〜10万バーツのカラオケ店ホステスの求人に応募。

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ブリラム県内で落ち合った仲介人に案内され、ミャンマー国境のターク県メーソートに移動。自然道を使って国境を越え、ミャンマー国内のカジノ都市ミャワディに連れて行かれると、カジノに隣接するカラオケ店で連日連夜売春を強要されたという。

女性は携帯電話を取り上げられ、1日に1回、数分間の使用を許されるのみだったが、監視の隙をつき携帯電話の位置情報を母親に送信し助けを求めた。

母親と連絡が取れたのはその一度きりだったが、9月1日、母親が女性や児童の人権保護を行うパウィナー・ホンサクン財団に支援を要請。

財団がタイ警察とタイ陸軍に働きかけ、ミャンマー警察からの協力を得て、母親が入手していた位置情報を追跡したところ女性の居場所の特定に成功、9月6日に無事女性は救出された。

救出された女性は「一度死んで、生まれ変わった気分だ」と涙ながらに語った。