不祥事の校長を引責異動、校舎内での女子高生集団強姦事件

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トリ―ヌット教育相

8月24日深夜、タイ東北部ペチャブン県の有名校で、校舎内にある女子寮に忍び込んだ男子生徒に女子生徒が集団強姦されたとタイ警察などに被害を訴えている事件で、トリーヌット教育相は9月23日、同校の校長に対し不祥事の責任をとる異動を命じた。

同事件では、学校側の対応に不満をもった被害にあった17歳の女子生徒の保護者(43)が、9月12日にタイ教育省に被害を訴えていたが、取り合ってもらえなかったため、9月15日にペチャブン県の警察に被害を届けを提出。進展がなかったことから、9月22日、マスコミ各社に支援を訴えていた。

事件が起こったのは8月24日午後11時ごろで、同校内の女子生徒用の新型コロナ感染者隔離病棟に男子生徒6人が侵入し女子生徒6人を強姦した。

事件発覚後、校長は、学校の名誉を傷つけないよう、女子生徒たちに「性行為は双方の合意のもとに行われた」と理解するよう強要。

保護者に対しては、「女性生徒と男子生徒の校舎内での性行為は、すべて双方の合意のもとに行われたもの。本来、退学処分となる校則違反だが、子供たちの将来のため機会を与えたい」などと説明していた。

トリーヌット教育相は、事件の全貌を明らかにするための調査委員会を設置するよう命じ、校長や宿直教員を含め関係者から事実関係を確認し、職務怠慢が見つかった場合、管理監督者の責任を厳しく追及する方針を述べるとともに、被害を受けた子供たちへの心のケアに注意を払うよう関係者に要請した。

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