これは守るはずの人間による、最悪の裏切りだ!
タイ東北部ナコンラチャシマ(コラート)県で、現役の警察官が覚醒剤(クリスタル・メス)を自ら使用した上で交際女性に暴力を振るい、薬物を強制摂取させ、さらに性的画像をオンライン上に流出させるという、あり得ない事件が発覚した。容疑者の30歳・警察曹長「マン」は告訴を受け、みずからナコンラチャシマ県警本部に出頭した。
被害者の28歳「エー(仮名)」さんは、長期間にわたり「マン」曹長から肉体的・精神的な虐待を受け続けた末、ようやく知人の助けを借りて逃げ出すことに成功。その後、勇気を持って警察に被害を訴えた。
「警察に相談できない」——被害女性が抱えた恐怖の日々
現地メディアの取材によると、エーさんは「相手が警察官だったので、誰に助けを求めればいいかわからなかった」と語った。身を守るために警察に駆け込みたくても、その警察官が加害者という矛盾。
タイのDV被害者が直面する深刻な構造問題がここに凝縮されている。「マン」曹長の行為は、薬物使用罪、傷害罪、わいせつ電磁的記録頒布罪など複数の刑事罰に該当する可能性があり、懲戒免職は避けられないとみられる。
「制服が恥ずかしい」——タイの警察組織に失望の声
ニュースが広まると、Facebookには「警察官が被害者になるはずの女性を壊した」「制服の人間全員を信用できなくなる」という激しい非難コメントが相次いだ。
ナコンラチャシマ県警は「厳正に対処する」とコメントし、内部調査と司法手続きを開始した。服を着ているだけで警察官ではない。「マン」曹長が守るべきだったのは法律ではなく、目の前の人間だったはずだ。自業自得とはこのことである。