「たばこ1本が、逃げ切れると思っていた男たちを破滅させた」——タイ警察の科学捜査がまた一つ、鮮やかな成果を挙げた。
4月27日、タイ東北部ナコンラチャシマ県チョクチャイ郡ダンカウィアン地区の金行(ゴールドショップ)で強盗事件が発生。2人組の男が現金と金製品を奪って逃走した。しかし犯人たちは、致命的なミスを犯していた。現場に「たばこの吸い殻」を残していったのだ。
吸い殻1本が決め手に——DNA鑑定で犯人特定
現場に駆けつけた鑑識班は、周辺に残されたたばこの吸い殻を証拠として採取した。その後、科学捜査班がDNA分析を実施したところ、中国人2人の遺伝情報と一致。さらに周辺の監視カメラ映像や入国管理記録を照合した結果、2人の身元と潜伏先が特定された。警察は迅速に包囲網を形成し、2人の中国人容疑者の逮捕に成功した。
「観光ビザで入国、強盗して逃げる」新手口に警戒
今回の事件は、先月バンコクで発生した「旅費が底をついたら強盗」事件に続き、観光ビザで入国した外国人による窃盗・強盗が相次いでいる実態を浮き彫りにしている。タイ警察は「外国人観光客の犯罪行為に対し、入国管理当局と連携して徹底的に取り締まりを強化する」と声明を発表した。一方でネット民は「DNAで捕まるとは知らなかったんだろう」「たばこの吸い殻1本の代償があまりにも大きかった」と科学捜査の進歩に驚く声も上がった。