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シンハビールCEO、実弟に12年間性的虐待の従兄弟を永久追放!国民的ビールに消えない汚点

タイの国民的ビール「シンハ(ビア・シン)」を製造する巨大財閥「ブーンロート・ブリュワリー」を揺るがす、前代未聞の“骨肉のドロ沼スキャンダル”が勃発した。同社の創業者一族である「ピロムパックディ家」の御曹司であり、海洋環境活動家としても知られるシラナト・“サイ”・スコット氏(29)が、実の兄から長年にわたり性的虐待を受けていたとSNSで涙の告発。これを受け、同社は急遽、兄の全役職からの「解任」を発表した。人気女優である兄の妻が離婚・別居を決意するなど、事態は芸能界や財閥の遺産争いも巻き込み、タイ全土に激震を走らせている。

■「私はもう、シンハの跡取りではない」涙のLIVE告白

悲劇の引き金を引いたのは、5月9日、サイ氏が自身のフェイスブックに投稿した一本の動画だった。 カメラの前に立ったサイ氏は、大粒の涙を流しながら、十代の多感な時期に実の兄であるスニット・“ピー”・スコット氏から12年間にわたり、執拗な性的虐待を受けていたという衝撃の過去を暴露したのだ。

「誰も私を『シンハの跡取り』と呼ばないでほしい。世間は真実を知らない。私は、自分の尊厳を認めず、痛みを理解しようともしない家族や一族とともに生きていくことはできない」

泣き崩れながらそう語ったサイ氏は、ただ単に過去のトラウマを告白しただけではなかった。一族の“闇”を白日の下にさらしたのだ。サイ氏によれば、兄が自らの行為を認めた「謝罪の音声データ」が存在し、親族や一族の長老たちは全員その内容を聞いていながら、身内の恥を隠蔽するために一切動こうとしなかったという。そればかりか、サイ氏が声を上げた際には「恩知らず」と非難され、実の母親に謝罪するよう圧力をかけられたと主張。さらに現在、亡き祖父(元ブーンロート会長)から譲り受けた莫大な遺産を巡り、実の母親から返還を求める訴訟を起こされているという、ドロドロの家庭環境まで暴露した。

■一転して大炎上! 証拠の「音声テープ」で兄の言い訳を粉砕

この衝撃告発に対し、兄のピー氏は当初、妻である人気女優ラパサラン・ジラウェーチュスントーンクン(愛称マイルド)のSNSアカウントを通じて動画を投稿。「そのような事実は一切ない」と完全否定した。ピー氏は「単なる兄弟間の激しい喧嘩や、子供っぽいからかいの延長に過ぎない」とし、音声データについても「過去のプライベートな会話を盗み聞きされ、録音されたものだ」と弁明した。

しかし、この火消し工作が火に油を注ぐ。 怒れるサイ氏は5月13日、すかさず「証拠の音声ファイル」をSNS上に公開。そこには、過去の行為を生々しく認める兄の声が記録されていた。この決定的なカウンターパンチにより、ネット上はピー氏への批判とサイ氏への同情で大炎上。タイの主要メディアが一斉にトップニュースで報じる事態へと発展した。

■財閥トップが非情の決断! 従兄弟のCEOが「一発解任」

事態を重く見たのは、ピロムパックディ一族の現トップであり、ブーンロート・ブリュワリー社の最高経営責任者(CEO)を務めるプーリット・ピロムパックディ氏だ。サイ氏とピー氏にとっては「従兄弟(いとこ)」にあたる。

総資産17億5000万ドル(約2700億円)とも言われ、フォーブス誌のタイ大富豪ランキング15位に名を連ねる名門財閥にとって、ブランドイメージの失墜は死活問題。プーリットCEOは5月19日、迅速かつ非情な決定を下した。

同社は「いかなる暴力や人権侵害も容認しない」とする声明を発表し、兄のピー氏をグループ内および全子会社のすべての役職から「解任・追放」したことを公表。声明にはサイ氏に対する深い遺憾の意が添えられていた。ピー氏は形の上では「身の潔白が証明されるまで業務を退く」という辞任届を出したものの、事実上の財閥からの永久追放処分である。

■芸能界にも飛び火! 身重の人気女優がスピード離婚・別居へ

このスキャンダルの波紋は、タイの芸能界をも直撃している。 渦中のピー氏と昨年結婚したばかりの人気女優マイルドさんは、現在、第一子を妊娠中。しかし、夫の凄惨な疑惑と証拠の音声が公になるや否や、即座に自身のSNSから夫に関する投稿や写真をすべて削除。「事件については結婚前も結婚後もまったく知らされておらず、深いショックを受けている」とのコメントを発表した。

マイルドさんはすでに夫と別居し、離婚の手続きを進めていることを明言。義理の弟となったサイ氏に対しては「彼の告白を聞いて胸が引き裂かれる思い。心から同情する」と、全面的な支持を表明した。

■「タイのアクアマン」が放った命がけの告発、事件は法廷へ

告発したサイ・スコット氏は、イギリス人(スコットランド人)の父を持つハーフで、端正なルックスと190センチ近い恵まれた体格を持つ。アメリカの名門芸術大学を卒業後、現在はタイ南部で海洋環境保護団体「Sea You Strong」を立ち上げ、ビーチのゴミ拾いや海洋保全活動に奔走。過去には海洋保護のアピールのため、約30キロの海を6時間かけて泳ぎ切るなど、地元メディアでは「タイのアクアマン(海の男)」として愛される著名人だ。

爽やかな社会貢献活動の裏で、10代の頃から20年近くも実兄からの性暴力と、一族の冷徹な隠蔽体質に苦しんできたトップ財閥の御曹司。

ブーンロート社は「当局の捜査に全面的に協力する」としており、事件は今後、刑事事件として警察の本格的な捜査が入る見通しだ。タイの縮図とも言える「富・名声・性犯罪・遺産・芸能」のすべてが詰まった骨肉のバトル。国民的ビール「シンハ」の苦い泡は、当分収まりそうにない。

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