スポンサーリンク
スポンサーリンク

タイ東北部の47歳教師、同僚5人の借金保証人になり単独で1600万バーツを背負う

タイ東北部ブリーラム県の公立学校に勤めるピモンラパットさん、47歳。愛称「ティウ」で知られる女性教師が、10年以上前に交わした一枚の保証書のせいで、いま人生をかけた借金返済に追われている。

発端は、私立学校で同僚だった教師5人がそろって金融機関から融資を受けた際、ティウさんが連帯保証人として署名したことだった。当時は同僚同士の助け合いの気持ちからの決断だったとみられる。ところがそのうち4人が返済不能に陥り、2022年に銀行から一斉に提訴された。4人は破産宣告を受け入れる道を選び、事実上の返済回避に成功した一方、連帯保証人だったティウさんには約1600万バーツにのぼる債務全額の返済義務がのしかかることになった。

毎月5900バーツが給与から天引き

現在、ティウさんの給与からは毎月5900バーツが天引きされている。生活は苦しく、精神的な負担から脳血管系の疾患を発症し、入院治療を受けた経験もあるという。それでも教壇に立ち続け、勤務先の学校では通常どおり子どもたちに授業を行っている。

「破産した同僚は年金で悠々自適、私だけが背負っている」

ティウさんは涙ながらに、破産宣告を受けた4人の同僚について「教師4人は破産宣告を受けても月約1万8000バーツの年金があり、私立学校で教えたり家を貸したりして快適に生活している」と訴える。連帯保証という制度の仕組み上、返済能力のある者に負担が集中する構図が、彼女を追い詰めている形だ。

ティウさんはタイ教育省に窮状を訴える嘆願書を提出しているが、今のところ具体的な回答は得られていない。同僚のために署名した一枚の書類が、47歳の教師のその後の人生を大きく変えてしまった。連帯保証制度の危うさを浮き彫りにする一件として、タイ国内でも波紋を広げている。

タイトルとURLをコピーしました