「日本の子供たちはなんて恵まれているんだろう——」そんな声がタイのSNSを駆け巡っている。
日本の学校給食の様子を紹介した動画や投稿が6月初旬からタイのFacebook・TikTok・Xで相次いでシェアされ、大きな反響を呼んでいる。
栄養士が設計したバランスの良いメニュー、子供たちが自分たちで配膳・片付けを行う文化、そして無償または低価格で提供される仕組みに、タイ人ユーザーから驚きと感嘆の声が上がっている。
特にTikTokに投稿された「日本の小学校の給食タイム」の動画は、タイ語タグとともに500万回以上再生され、3万件を超えるコメントが寄せられた。
タイ人の声(代表的なSNSコメント):
タイでは義務教育段階での給食制度は統一されておらず、公立学校の多くは学食・購買部が存在するが費用は基本的に各家庭の負担だ。
低所得世帯の子供が昼食を十分に食べられないケースは地方を中心に今も課題として残っており、今回のバズはその問題への再注目にもつながっている。
「なぜタイ人は日本の給食にここまで反応するのか」——背景には、食育・公教育の質・子供への投資という点で「日本に学びたい」という強い意識がある。
タイでは近年、日本式の食育や給食制度を参考にした学校給食改革を求めるNGOや教育者の声が高まっており、今回のSNSバズはその機運をさらに後押しするかもしれない。
日本人からすれば「当たり前」に感じる給食文化が、タイでは「憧れの教育制度の象徴」として映っている。
この視点の差異こそが、タイ人の眼差しを通じて日本の良さを再発見するきっかけとなる。
出典:タイ語SNS(Facebook・X・TikTok・Pantip)各投稿、2026年6月
