タイ・エネルギー省の代替エネルギー開発・省エネルギー局が、高騰した調理用ガスの代替品として、木炭を使った七輪の活用を紹介したことがソーシャルメディアのトレンド入りするなど話題となっている。
同局が紹介したのは七輪「タオ・マハーセーティー(億万長者のコンロ)」。21日、同局はfacebookに写真を投稿し、普通の七輪に比べ、「スリムで軽量」「火力が3割強い(1000~1200度)」「木炭の使用量が3~4割少ない」「耐用年数2年以上」と謳い、1世帯あたり年間500~600バーツ節約できると宣伝。
これに対しソーシャルメディアで「タオ・マハーセーティー」がトレンド入りし一躍有名になり、生産元に注文が殺到。タイ東北部ウボンラチャタ二県など全国10カ所で生産されているが、生産元は注文に追い付かないと嬉しい悲鳴を上げている。同製品はOTOP(一村一品運動)品として生産されており、生産キャパは1カ所あたり1000個で、200~400バーツで流通しているという。
一方、ソーシャルメディア上では、「これが高騰したガス代の解決策。学校の課題?」「(ガソリン代の高騰には)車の代わりに水牛に乗れっていうのか?」「涙が出るほど笑わせてくれた」など、一部からは同局の対応を冷ややかに見る声が出ている。