5月1日から燃料全品が値上がり ガソリン最大85サタン・ディーゼル60サタン増、中東紛争の直撃が続く

5月1日のメーデーは、タイの労働者にとって複雑な一日となった。5月1日午前0時をもって、タイの主要石油会社のPTTおよびバンチャークが、ガソリン・ディーゼルを含む全燃料製品の価格を引き上げた。ガソリン・各種ガソホールは最大85サタン(約3.6円)、高速ディーゼルB20は60サタン(約2.6円)の値上がりとなった。B20ディーゼルの新しい小売価格は1リットルあたり33.80バーツとなる。

値上がりの直接的な要因は、国際市場での原油価格の上昇だ。4月30日時点で国際市場のディーゼル先物は1バレル約179ドル、ガソリンは約138ドルで引けており、1週間前(ディーゼル167ドル・ガソリン129ドル)から大幅に上昇した。

中東情勢の緊迫化による供給不安が価格上昇の根本的な原因だ。タクシー運転手やトラック・バス業者など運輸業界への影響は大きく、「料金転嫁は避けられない」との声が相次いでいる。タイ政府は福祉カード受給者や農業従事者向けの支援策を検討しているが、一般家庭への直接的な打撃は避けられない状況が続いている。

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