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タイ株SET指数が5ポイント安、DELTAと銀行株の売りで機関投資家が16億バーツ売り越し

タイ証券取引所(SET)の株価指数は2026年8月18日、前日比で約5ポイント安と小幅に反落して取引を終えた。前日に17ポイント超の上昇を演じた反動もあり、上値の重い展開となった。

DELTAと銀行株が指数を押し下げ

この日、指数を押し下げた中心はDELTA(デルタ・エレクトロニクス・タイランド)と大手銀行株だった。DELTAはSET指数への寄与度が突出して大きい銘柄で、同社株の一日の値動きだけで指数が数ポイント動くことも珍しくない。前日に電子部品セクターが決算を材料に大きく買われた後だけに、利益確定の売りが出やすい地合いだった。

銀行株もこれに追随した。タイの大手銀行は第2四半期決算をすでに通過しており、目先の新規材料に乏しい状態が続いている。

機関投資家と自己売買部門が16億バーツの売り越し

投資主体別の売買動向では、国内の機関投資家(ファンド)と証券会社の自己売買部門(プロップ)が合計で約16億バーツの売り越しとなり、この日の下落を主導した。前営業日には機関投資家・自己売買部門・海外投資家がそろって32億バーツの買い越しとなり指数を17ポイント押し上げていただけに、わずか1営業日での方向転換となった格好だ。

タイ株市場では近年、国内機関投資家の売買が指数の短期的な方向を決める場面が増えている。海外資金の流入が細る局面では、この傾向がより鮮明になる。

市場関係者は「翌営業日はもみ合い」

証券各社のアナリストは、翌営業日のSET指数について、方向感の乏しいもみ合い(サイドウェイ)の展開を見込んでいる。第2四半期の決算発表シーズンが終盤に差しかかり、新たな買い材料が出にくくなっているためだ。

当面の焦点は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策をめぐる観測と、海外資金(ファンドフロー)の流れになる。タイ国内では第2四半期の実質GDP成長率が1.9%にとどまったことが公表されたばかりで、内需関連銘柄には慎重な見方も残る。

SET指数は8月に入ってから1600ポイント台での往復が続いている。バンコクの証券市場にとって、1600ポイント台の維持は当面の心理的な支えとなっている。

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