タイの証券取引所で2026年9月17日、SET指数は前日比20.61ポイント(1.32%)高の1583.34ポイントで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ発表を受けた前日までの調整局面から一転し、買い戻しの動きが優勢となった。
売買代金は624億バーツ、大型株に資金流入
この日の売買代金は624億5242万バーツにのぼった。値上がりをけん引したのは電子部品大手DELTAで、株価は前日比7.00バーツ高の240.00バーツ(+3.00%)と急伸し、単独で89億バーツ超の売買代金を記録した。半導体関連銘柄への見直し買いが指数全体を押し上げる形となった。
銀行株にも買い戻しの動き
大手銀行のクルンタイ銀行(KTB)は0.50バーツ高の45.00バーツ(+1.12%)、バンコク銀行(BBL)も1.00バーツ高の193.00バーツ(+0.52%)と、FRBの利上げ発表後の金利環境をにらんだ買いが入った。一方でエネルギー株のPTTEPは2.50バーツ安の151.00バーツ(‐1.63%)と軟調で、業種間で明暗が分かれる展開となった。
市場関係者「原油とボンド利回りに注視」
タイの証券アナリストは、今回の反発について「FRBの利上げ自体は事前に織り込まれていたため、発表後の株価下落が一巡したことで押し目買いが入った」と分析する。もっとも先行きについては、原油価格の動向や米国債利回りの変化が引き続き重要な判断材料になるとの見方が市場では共有されている。
外国人投資家の動向にも注目
タイ株市場ではこのところ外国人投資家による売り越し基調が続いていたが、この日は主力株への買い戻しが目立った。市場関係者の間では、今後外国人資金の流れが本格的な流入に転じるかどうかが、SET指数の一段の上昇余地を左右するとの見方が出ている。
一夜明ければ強気にも弱気にも転じるタイ株らしい値動きに、投資家たちはまた新しい心構えを迫られている。