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タイ国家公務員試験で「替え玉受験者」を現行犯逮捕 申請年齢28歳→実際は57歳!

書類には「28歳」と書いてある。しかし本人確認の生体認証が示した数字は「57歳」だった。タイの公務員採用試験で、まるでコメディ映画のような驚きの「なりすまし受験」事件が発覚した。

試験開始直前、身分確認で一発アウト

6月28日、タイラット・オンラインが報じたこのニュースは、タイ社会に大きな衝撃を与えた。タイ内務省防災・災害軽減局が実施した職員採用試験において、受験票の年齢は28歳と記載されているにもかかわらず、会場での生体認証を行うと実際の年齢は57歳であることが判明したのだ。試験監督者はすぐに異常に気がついた。顔の特徴も、生体情報も、申請書類と大きくかけ離れていた。現行犯として取り押さえられた57歳の人物は、試験会場でそのまま身柄を拘束された。

「代理受験」の疑惑と組織的不正の背景

タイでは近年、公務員試験における組織的なカンニングや代理受験が深刻な社会問題となっている。6月25日には地方行政省の公務員採用試験で組織的カンニングが発覚し、7月1日付けの全任命を停止するという前例のない措置が取られたばかりだ。今回の事件は、それとは別に防災省の試験で起きた問題。一方の当事者(57歳)が29歳も若い人物のふりをして試験を受けようとしたという、前代未聞のケースだ。試験結果の「代わりに受けて高得点を取る」代理受験ビジネスの存在を当局は強く疑っている。

タイのSNSは「コントかよ」と騒然

このニュースはタイのSNS上でたちまち拡散し、大きな反響を呼んだ。「28歳と57歳って30歳近く違う!目で見てわかるだろ!」「やる気は認めるけど、もう少し似た年齢を選べばよかったのに」「試験より演技力の試験が必要」などと、半ば呆れ、半ば笑いを交えたコメントが相次いだ。

一方で「なぜここまでして試験を不正受験しようとするのか。タイの公務員採用制度に問題があるのでは」と制度そのものを問う声も上がっている。防災省は今後、生体認証システムをすべての採用試験で義務化する方針を示している。57歳のなりすまし受験者には、詐欺罪などの容疑での起訴が見込まれる。「年齢はごまかせても、指紋はごまかせない」という現代社会の現実を、この事件は如実に示した。

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