【続報】25歳モデル女性の変死で恋人を逮捕 バンコク近郊ノンタブリ県

バンコク近郊ノンタブリー県バンブアトーンのコンドミニアムで、25歳のモデル女性兼オンライン販売者が遺体で見つかった事件が、急転直下の展開を見せた。警察は3日、逃走していた恋人の男を北部チェンマイ県で拘束。現地メディアによると、男は取り調べに対し、容疑を認める供述をしているという。華やかなネット販売の裏側で、若い命が密室に消えた衝撃事件に、地元社会は騒然となっている。

死亡したのは、オンライン販売を営んでいた「ドリーム」ことパニッスダーさん、25歳。遺体はバンブアトーン地区のコンドミニアム室内で発見された。現場からは日記帳も見つかり、そこには「誰かに狙われている」といった趣旨の記述や、猫、財産について託すような内容が残されていたと報じられている。若い女性の突然の死、そして部屋に残された不穏な言葉。事件は当初から、単なる変死では済まされない空気を漂わせていた。

警察は現場検証と周辺証言の聴取を進め、少なくとも4人の関係者から事情を聴いた。その結果、パニッスダーさんの死は殺人事件の疑いが強いと判断。重要参考人として浮上したのが、交際相手でオンライン販売業のニティラン容疑者だった。報道によれば、同容疑者は事件後に姿を消し、4月30日夕方以降、連絡が取れなくなっていたという。警察は監視カメラ映像を追い、逃走ルートを洗い出した。

その後、捜査線は一気に北へ伸びた。容疑者は自家用車をスパンブリー県に置き去りにし、長距離バスに乗ってチェンマイ方面へ逃走したとみられている。だが、逃避行は長く続かなかった。バンブアトーン署とノンタブリー県警の捜査員が追跡し、チェンマイで身柄を確保。警察は殺人容疑での逮捕状に基づき、同容疑者をノンタブリーへ移送し、詳しい動機や事件当日の経緯を調べる方針だ。

恋人同士の部屋で何が起きたのか。残された日記は何を訴えていたのか。猫と財産を案じるような文面は、被害者自身の不安だったのか、それとも事件の前兆だったのか。SNS時代の若き販売者を襲った密室の悲劇は、まだ多くの謎を残している。警察は供述の裏付けを進めるとともに、現場資料、監視カメラ、通話記録などを精査し、事件の全容解明を急いでいる。

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