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トヨタ、中国製EV「bZ3X」をタイで年内発売へ 上海新工場ではレクサスも生産

トヨタ自動車タイランドは、中国で生産する電動SUV「トヨタbZ3X」を2026年末にもタイ国内で発売する計画を進めている。中国拠点からの逆輸入という形で、タイの電気自動車(EV)市場における価格競争にも影響を与えそうだ。

bZ3Xは全長4600ミリ、全幅1850ミリ、全高1645ミリのボディに、203馬力・トルク210ニュートンメートルのモーターを搭載する。バッテリーはLFP(リン酸鉄リチウムイオン)型で容量67.9キロワット時、航続距離はNEDC基準で565キロとされる。香港での販売価格は約163万バーツで、現在タイで販売されている日本製の「トヨタbZ4X」(129万バーツから、7年間の0%金利ローンあり)よりも価格帯は上位に位置づけられる見込みだ。

上海に730億バーツ投資、2027年後半からレクサスEV生産

トヨタは中国・上海に146億元(約730億バーツ相当)を投じ、完全子会社による新たな生産拠点を建設中だ。この工場ではまず新世代の電動SUVから生産を開始し、2027年後半には高級ブランド「レクサス」の新型電動SUVの生産にも乗り出す計画だという。初期の生産能力は月産1000台に設定されている。

タイのEV関税引き上げ計画が価格に影落とす可能性

一方でタイ当局は、電気自動車にかかる関税を現行の10%から32%に引き上げる計画を検討している。この関税見直しが実施されれば、中国生産のbZ3Xを含む輸入EVの価格は当初の想定より上振れする可能性がある。トヨタにとっては、日本製bZ4Xとの価格すみ分けを図りつつ、関税動向をにらみながら最終的な販売価格を調整する難しい判断を迫られそうだ。タイの新車市場では中国メーカー製EVの攻勢が続いており、トヨタの逆輸入戦略が今後の勢力図にどう影響するか注目される。

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