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中国雲南省とタイ東北部を結ぶチャーター便、ウドンタニ空港に9月就航

タイ東北部の玄関口ウドンタニー空港に、中国雲南省・昆明との間を結ぶチャーター便が9月8日から就航することが決まった。地方空港を起点に観光需要を分散させるタイ政府の「地方振興型エアポート政策」の一環で、日本人旅行者にとってもタイ東北部(イサーン地方)への周遊ルートが広がる可能性がある動きだ。

就航するのは中国の格安航空会社ラッキーエアで、9月8日から10月22日まで、火曜・木曜の週2便体制でボーイング737-800型機(座席数189)を運航する。便名8L867便は昆明を16時50分に出発しウドンタニーに17時50分到着、折り返しの8L868便はウドンタニーを18時50分に出発し昆明に21時50分到着するダイヤが組まれている。

着陸料・駐機料を1年間半額に

タイ政府はこのチャーター便就航を後押しするため、ウドンタニー空港での着陸料・駐機料を向こう1年間半額とする優遇措置を導入した。副政府報道官ラリダー・パーサウィワッタナー氏と運輸副大臣パッタラポン・パッタラプラシット氏によると、ウドンタニー空港は今回、タイ空港局傘下の空港として6カ所目となる公共空港運用証明(AOC)を取得した施設となる。

タイ政府はこの路線開設を「地方振興型エアポート政策」の一環と位置づけている。バンコクやプーケットに集中しがちな観光収入を、東北部のような地方都市にも波及させる狙いがあり、ウドンタニーはその第一弾の実証例として注目されている。

タイ東北部の観光・経済への波及効果に期待

ウドンタニーはラオスとの国境に近く、遺跡や少数民族文化、フムアンなど独自の伝統工芸品で知られる一方、これまで国際線の就航は限定的だった。今回のチャーター便就航により、中国からの観光客だけでなく、将来的には周辺国からの新規路線誘致にもつながる可能性がある。

日本からタイ東北部を訪れる旅行者は依然として少数派だが、バンコク経由での国内線乗り継ぎに加え、今後こうした地方空港発着の国際線網が広がれば、イサーン地方特有の郷土料理や史跡巡りといった、定番のバンコク・プーケット観光とは一味違う旅の選択肢が広がっていきそうだ。タイ政府の地方分散型の観光戦略が実を結ぶかどうか、ウドンタニーの新路線はその試金石となる。

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