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日本の出国税が1000円から3000円へ3倍増!タイ人旅行者から悲鳴と「納得」の声

日本旅行が大好きなタイ人の間で、いまSNSをざわつかせている数字がある。「3000円」。日本政府が国際観光旅客税、いわゆる出国税を従来の1000円から3倍に引き上げ、2026年7月1日から適用を開始したのだ。タイ・バーツに換算すると、およそ250バーツが750バーツになる計算。「たった500バーツ」と笑う人もいれば、「家族4人なら2000バーツだぞ」と眉をひそめる人もいる。タイ人の反応は、見事に割れた。

そもそも「出国税」とは何なのか

国際観光旅客税は、日本から出国するすべての人に課される税金だ。外国人旅行者はもちろん、日本に住む外国人も、日本人自身も対象になる。2019年に1000円で導入され、通常は航空券や船舶チケットの代金にあらかじめ組み込まれている。だから、支払っている実感がほとんどない。

タイでは「ค่าเหยียบสนามบิน(空港を踏む料金)」という愛嬌のある呼び名で通っている。

免除されるのは3つのケースだけだ。2歳未満の乳幼児、日本での滞在が24時間以内の乗り継ぎ客、そして強制送還者や緊急着陸などのやむを得ない事情がある人である。

なぜ3倍なのか——「オーバーツーリズム」との闘い

日本政府がここまで思い切った理由は、はっきりしている。増収見込みは1300億円超。その使い道が明示されているのだ。

一つ目は、オーバーツーリズム対策。京都の街並みや富士山の登山口など、観光客が集中しすぎて地元住民の生活が脅かされている地域の環境整備に充てられる。

二つ目は、交通システム、案内標識、多言語サービスの改善。三つ目は、地方への観光客の分散だ。まだ知られていない地方都市や農村部への誘客を進め、大都市の混雑を緩めながら収入を全国に行き渡らせる。

つまり日本は「量」から「質」へ舵を切ろうとしている。観光地を大切に守る旅行者に来てほしい、というメッセージである。

タイ人の声——「高い」より「わかる」が優勢

タイのSNSでは、意外にも理解を示す投稿が目立った。

・「750バーツか。バンコクの空港使用料と比べたら、まあこんなもんでしょ」(出所:Facebook / 日本旅行好きのタイ人グループ)
・「家族5人で行くと3750バーツ。旅行のお菓子代が消える」(出所:X)
・「富士山のあの人だかりを見たら、そりゃ対策費もいるよねと思った」(出所:Facebook)
・「日本は税金の使い道をちゃんと説明してくれる。そこがすごい」(出所:X)
・「値上げするなら、地方の電車の英語表示をもっと増やしてほしい」(出所:Facebook / 旅行情報ページ)
・「行く回数を1回減らして、その分1回を長くする。それだけの話」(出所:Facebook)

それでも日本は「別格」であり続ける

タイ人にとって日本は、依然として海外旅行先の最上位に位置する。桜、雪、紅葉、夏山——季節ごとにまったく違う顔を見せる国は、東アジアでも珍しい。加えて公共交通の正確さ、治安の良さ、地方都市の完成度の高さが、リピーターを生み続けている。

750バーツという金額は、タイの平均的な日本旅行予算(1日3000〜5000バーツ、航空券別)から見れば、1日の食事代にも届かない。旅程を1食分削れば吸収できる範囲だ。

それでも、この数字が話題になること自体が、タイ人にとって日本旅行がいかに身近な生活の一部になっているかを物語っている。

7月1日以降の便から新税率が適用されている。これから航空券を予約する人は、表示価格に含まれているかを一度確認しておきたい。

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