タイのニュースサイト「The Thaiger」が報じた“寿司皿タワー騒動”が、タイのネット空間で波紋を広げている。発端は、バンコクのスシローでタイ人の子どもたちが食べ終えた寿司皿を高く積み上げる動画だった。日本のXアカウントがこの動画を取り上げ、「このような行為は許されるのか」と問題視。投稿は750万回以上閲覧され、日本の一部ネットユーザーからは「親の顔が見たい」「しつけはどうなっているのか」といった批判が相次いだ。

ところが、騒動には大きな落とし穴があった。動画が撮影されたのは日本ではなく、タイ・バンコクのスシロー店舗。さらにThe Thaigerによれば、当時その店舗では寿司皿を積み上げるキャンペーンが行われており、子どもたちは店の企画に沿って楽しんでいただけだったという。つまり、日本側の一部ネットユーザーが“迷惑行為”として叩いた行動は、現地では店が促した遊び方の一つだった。
この事実が広まると、タイ人ユーザーからは反発と失望の声が相次いだ。
■ ここは日本じゃなくてタイだよ。
タイの店でタイの子どもが食事をしているのに、
なぜ日本のルールで怒られなきゃいけないの。
■ スシローは日本のブランドかもしれないけど、
店がタイで営業しているなら、タイ人向けの楽しみ方がある。
日本と同じでなければダメ、という考え方は少し怖い。
■ 皿を積むキャンペーンだったんでしょ。
子どもたちはルール違反をしたわけじゃない。
先に確認すべきだったのは、叩いた大人のほうだよ。
■ 日本人はマナーを大切にする国民だと思っていた。
でも、事実を調べずに子どもを責めるのは、
それも十分マナー違反じゃないの?
■ 子どもが楽しんでいるだけの動画を見て、
すぐに「親のしつけ」まで言うのは行き過ぎ。
相手が外国人だと、そんなに簡単に見下していいの?
■ 日本のスシローで起きた迷惑動画と、
タイの店のキャンペーンを一緒にしないでほしい。
これは不衛生な行為ではなく、ただ皿を積んでいただけ。
■ 日本人は外国人が何かすると、
すぐ「マナーが悪い」と言う印象がある。
でも今回は、日本人のほうが確認不足だった。
■ 日本は好きだし、旅行にも行きたい。
でも、こういう反応を見ると、
外国人を見る目が厳しすぎる国なのかなと思ってしまう。
■ 日本の商品やサービスは信頼している。
でも、日本人のネットの反応は時々冷たい。
ブランドは好きでも、こういう空気は少し悲しい。
■ 日本人は「日本の店だから日本のルール」と考えるかもしれない。
でも、タイにある店なら、そこはタイ社会の中にある店。
日本ブランドでも、現地を尊重するべきだと思う。
■ 子どもたちは日本を侮辱したわけではない。
寿司を食べて、店の企画を楽しんでいただけ。
それを悪意ある行為のように扱うのはかわいそう。
■ 日本人が礼儀正しいなら、
まず相手の事情を知ろうとするはず。
怒る前に調べることも、礼儀の一つじゃないかな。
タイ人の声は、日本人にとって耳の痛いものかもしれない。しかし、それは日本を嫌っているから出た反応ではない。むしろ、日本に期待しているからこそ、「なぜそんな見方をするのか」と問いかけているのかもしれない。