中国人カップルがバンコクで荒稼ぎ!「笑気ガス」を違法販売——タイ警察が大量の機材を押収

バンコク市内で亜酸化窒素(笑気ガス)を宅配で違法販売していたとして、タイ警察はこのほど中国人カップルを逮捕したと発表した。2人はバイク宅配便を活用した「笑気ガス宅配サービス」を運営しており、押収された機材量からみて相当規模の商売を展開していたとみられる。タイ当局が近年力を入れている笑気ガス取り締まりの一環として注目されている。

スマホ一つで届く違法ガスのビジネスモデル

逮捕されたのは中国籍の男女各1人(いずれも20代)。警察によると、2人はLINEやTelegramを使って顧客を集め、亜酸化窒素が充填された風船やボンベをバンコク市内各所にデリバリーライダーを使って届けていた。

注文から到着まで平均30分程度という手軽さで、深夜の繁華街周辺に多くの顧客を持っていたという。タイでは2023年以降、笑気ガスの無許可販売を違法とする規定が強化されており、今回のケースは薬事法違反が適用される。最大で懲役2年と20万バーツの罰金が科せられる可能性がある。

現場から大量の機材を押収

摘発では、ボンベ18本、未使用の風船2,730個、宣伝用のチラシなどが押収された。摘発には消費者保護警察部門(CPPD)と人身売買対策部門(ATPD)が連携して当たった。

警察は宅配ドライバーについても共犯として捜査しており、今後起訴される可能性がある。笑気ガスは吸引すると一時的な多幸感をもたらす一方、過剰使用で神経障害や窒息死を引き起こすことが知られている。

タイ保健省のデータでは、笑気ガスによる健康被害の報告が2024〜2026年にかけて約3倍に増加しており、特に若者や外国人観光客の間での蔓延が問題視されている。

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