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タイ流通大手セントラル・グループ、創業家3代目ワラヤー氏が社長就任

タイを代表する流通・不動産財閥セントラル・グループは、創業家3代目のワラヤー・ジラーティワット氏が2026年9月3日付でグループ社長に就任すると発表した。創業者ティアン氏の娘である同氏は、グループの次世代経営を担う中心人物として注目を集めている。

バリヤ氏は同年4月30日付で、グループ傘下の商業施設運営大手セントラル・パッタナー(CPN)のCEOを退任していた。CPN初の女性CEOとして在任中、開発案件数を10件から45件へと4倍以上に拡大し、2025年度には過去最高の業績を達成した実績を持つ。CPN単体の2025年度決算は売上高530億バーツ、純利益190億バーツ超と好調で、経営陣はワラヤー氏について「セントラル・グループの小売・不動産事業を牽引してきた重要な存在」と評価している。

新役職での役割

グループ社長として新たに担うのは、グループ全体の戦略統括に加え、傘下企業間の連携強化、さらに政府・投資家・国際ネットワークとの窓口機能である。セントラル・グループは世界140都市以上で事業を展開し、商業施設の総面積は700万平方メートルを超える。グループ全体の売上高は5,200億バーツ超、ロイヤルティ会員数は4,500万人、従業員数は13万8,000人超に上り、タイ経済を支える巨大財閥としての存在感を持つ。

3代目経営への移行

創業家による経営継承が進むタイの大手財閥の中でも、セントラル・グループの今回の人事は業界内外から注目されている。ワラヤー氏の社長就任は、小売・不動産事業で培った実績を土台に、グループ全体の国際競争力をさらに高める狙いを持つ人事であり、今後の事業展開の方向性を占う重要な節目となる。

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