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タイ北部からバンコクまで76県に洪水警戒、メーホンソーンではユアム川氾濫の恐れ

タイの防災当局は2026年9月15日から20日にかけて、首都バンコクを含む全国76県を対象に、大雨による急な洪水や土砂崩れへの警戒を呼びかけている。中国大陸からの高気圧と季節風の影響で、この期間にタイ全域にまとまった雨が降る見込みだという。

タイ北部メーホンソーンでは8郡に警戒指定

特に警戒が強まっているのがタイ最北西部のメーホンソーン県だ。県内では8郡が土砂災害・洪水の危険地域として指定され、9月22日まで警戒態勢が続く。中でもユアム川沿いの地域は、川の水位が急激に上昇し氾濫するおそれがあるとして名指しで注意喚起がなされている。

山あいの地形が多いメーホンソーン県では、短時間の集中豪雨が土砂崩れに直結しやすく、道路が寸断されると集落が孤立するケースも過去に起きている。

観光地の閉鎖や避難所の準備も

防災当局は今回の警戒期間中、危険が予想される地域への作業班・重機の事前配置に加え、滝や洞窟といった自然公園内の観光スポットの閉鎖措置、避難所の開設準備を進めるよう関係自治体に指示した。沿岸部では遊泳禁止や小型船舶への出航警告も出されている。

タイを訪れる旅行者への影響も

今回警戒対象となった76県には、北部の観光地に加えて首都バンコクも含まれており、日本人旅行者が訪れる機会の多いエリアも例外ではない。この時期にタイ北部や中部を訪れる予定がある場合は、現地の気象警報や交通情報をこまめに確認し、増水した河川や滝つぼへの接近を避けるなどの注意が必要だ。

雨季終盤、例年より遅い大雨のピーク

タイの雨季は例年10月ごろまで続くが、今回のようにシーズン終盤にまとまった大雨が予想されるケースは珍しくない。防災当局は今後も気象状況を継続的に監視し、必要に応じて警戒地域の見直しや情報更新を行うとしている。

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