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バンコク中心部を震撼させた爆弾テロから11年、ついに下った死刑判決! エラワン廟襲撃の被告2人、20人の命を奪った代償とは

ようやく、決着がついた。あの日からじつに11年——。

2015年8月17日、バンコク中心部ラチャプラソン交差点のエラワン廟付近で発生した爆弾テロ事件。観光客や参拝客でにぎわう聖地が一瞬にして血の海と化し、20人が死亡、100人以上が負傷したあの惨劇に、6月11日、バンコク南刑事裁判所がついに判決を言い渡した。

被告2人に死刑、11年の歳月をかけた裁判

判決を受けたのは、中国新疆ウイグル自治区出身のビラル・ムハンマド被告(別名アデム・カラダク)とユスフ・マイライリ被告の2人。裁判所は両被告が共謀してリュック型の爆弾を現場に運び込み、爆発させたと認定。殺人罪などで死刑を言い渡した。

事件発生から逮捕、起訴、そして判決まで実に11年。被告2人は一貫して無実を主張し、「取り調べ中に拷問を受け、自白を強要された」とも訴えていたが、裁判所はこれを退けた格好だ。

「あの爆発音は今でも忘れられない」現場周辺は今も生々しい記憶

エラワン廟は、バンコクでも屈指の参拝スポットとして知られ、事件当時も多くの観光客でにぎわっていた。爆発の瞬間、周辺は阿鼻叫喚の様相を呈し、現場に居合わせた人々の中には日本人観光客も含まれていたとされる。

地元住民の間では「あの日のことは忘れたくても忘れられない」「ようやく裁判が終わったと聞いて、少しほっとした」といった声が今も根強く残る。タイ国内でも当時、テロ対策の脆弱性が大きく問われるきっかけとなった事件だった。

ネット上は騒然、「11年は長すぎる」の声も

判決のニュースが流れると、SNS上では一気に話題が拡散。「ついに判決が出たのか」「20人の命が戻ってくるわけではないが、せめてもの区切りになれば」といった声に加え、「事件から判決まで11年もかかったことへの疑問」を呈する投稿も相次いだ。タイの司法プロセスの長さを改めて浮き彫りにした格好だ。

今後は控訴の行方に注目

両被告の弁護側は控訴する可能性が高いとみられ、裁判はさらに長期化する見通しだ。タイ司法当局としては、今回の判決を一つの区切りとしつつも、再発防止に向けた警備体制の強化が改めて課題として浮上している。

11年越しの判決は出た。しかし、失われた20の命と、傷ついた100人以上の人生は戻ってこない。司法の時計の針の遅さに、タイ社会は複雑な思いを抱えている。

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