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エアインディアのプーケット発ニューデリー行きが300フィート急降下、機長から大麻の陽性反応

タイ・プーケット国際空港を飛び立った旅客機が、インド上空で突然300フィート落ちた。乗客乗員17人が負傷したその便の機長から、大麻の陽性反応が出た。

問題の便はエア・インディアのAI2379便。プーケット発ニューデリー行きで、機材はエアバスA320neo、乗客137人と乗員8人が乗っていた。8月4日、インド東部オディシャ州の上空を飛行中に「一時的な高度の変化」が発生。乗客13人と乗員4人が負傷した。機体そのものは、ニューデリーに無事着陸している。

研究所の検査で確認された大麻成分

12日、インド政府の情報筋が明らかにしたところによれば、研究所での確認検査の結果、機長の体内から大麻成分が検出された。インドの航空業界で前例のない事態だ、と現地メディアは報じている。

インド民間航空省はエア・インディアのキャンベル・ウィルソン最高経営責任者(CEO)を呼び出し、説明を求めた。ウィルソン氏は「調査の進捗はインド政府の関係機関に報告済みだ」と述べるにとどめ、大麻検出の報道についてはコメントを避けている。

プーケット発という事実が重い理由

この便の出発地がタイ南部プーケットだったという点は、タイにとって無視できない。タイは2022年に大麻を麻薬指定から外して以来、観光地の目抜き通りに大麻の販売店が並ぶ状態が続いてきた。プーケットもその代表格だ。

ただし、機長がどこで、いつ大麻を摂取したのかは現時点で明らかになっていない。タイ国内で摂取したと断定する材料はなく、インド側の調査結果を待つ必要がある。

それでも、タイの空港を離陸した国際線の操縦席で何が起きていたのかという問いは残る。「300フィートといえば、シートベルトを外していた人が天井に叩きつけられる高さだ」。航空関係者からはそんな指摘も出ている。実際、負傷者17人の多くはベルト非着用時に発生したとみられる。

SNS上には「機内でベルトを締める理由がこれだ」「観光地の規制の緩さが、こういう形で跳ね返ってくる」「まだ因果関係は決まっていない、断定するな」といった趣旨の投稿が並んだ。

タイでは大麻の再規制をめぐる議論が続いており、医療目的以外の使用を絞り込む方向で制度が動いてきた。今回の一件は、その議論に思わぬ角度から燃料を注ぐことになりそうだ。

操縦席のドアの向こうで何が起きていたのか。答えはインド当局の調査報告の中にある。乗客137人は、それを知らないまま無事に降りた。

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