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タイ東部のエビ池そばに「ユダヤ人墓地」出現、遺骨4体に住民恐々

画像はカオソットより

ある朝突然、エビ養殖池のすぐそばに見知らぬ墓地が現れ、中からは遺骨4体が見つかった。タイ東部チャチュンサオ県で起きた「無許可の墓地出現」騒動は、地元のエビ養殖業者の生活リズムまで変えてしまった。

問題の墓地は「ニュー・ジューイッシュ・セメタリー(新ユダヤ人墓地)」と名付けられ、チャチュンサオ県バンコークラー郡セメットタイ地区、エビ養殖池に隣接する土地に設置された。地元当局はこの施設の建設を許可しておらず、柵の設置も認めていなかったという。敷地を調べたところ、遺骨4体が見つかったことも判明している。

「夜のエビ漁が怖くてできない」養殖業者の悲鳴

隣接するエビ養殖池を営む業者は「非常に困惑している」と打ち明ける。「これまでは夜間に舟を出してエビを捕っていたが、今は怖くて日中の作業に切り替えざるを得ない」と話し、収入面への影響も懸念していると訴えた。近隣住民の一人も「墓地の前を通るのが怖くて、みんな遠回りするようになった」と証言する。

知事が撤去命令、当局は警備を強化

事態を重く見た県当局は、無許可施設として墓地の撤去を命じた。担当者は「宗教施設であっても、法的手続きを経ずに設置することは認められない。速やかな原状回復を求める」と説明。地元行政は墓地の出入口付近での車両監視も始め、警備体制を強化した。

SNS上ではこの一件がちょっとした話題となり、「エビ漁師さんが夜働けなくなるレベルの怖さとは」「無許可の墓地からいきなり遺骨が出てくるとは、タイの田舎はスケールが違う」「怖い話としても、行政手続きの不備としても二重に問題」といった反応が広がった。

業者側は「地域住民への配慮を」と行政に要請

養殖業者側は関係当局に対し、「地域住民が安心して生活・仕事ができるよう、迅速な対応をお願いしたい」と要請している。当局は今後、遺骨の身元確認や埋葬の経緯についても調査を進める方針だ。

地元の長老格とされる住民は「先祖代々ここで暮らしてきたが、こんな話は初めてだ」と苦笑いしながらも、「せめて誰が何のためにこの墓地を作ったのか、はっきりさせてほしい」と行政の説明責任を求めた。県当局者は「関係者への聞き取りを進め、必要であれば法的措置も検討する」と述べ、早期の全容解明に努める考えを示している。

夜になると誰も近づかないエビ池のほとり。タイの田舎ではこうした「説明のつかない出来事」が、時に行政まで巻き込む騒動に発展する。

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