
トヨタ・モーター・タイランドは、電気自動車(EV)「bZ4X」を対象に、頭金0バーツ・金利0%・最長84回払いという大型の購入キャンペーンを展開している。キャンペーン期間は8月10日から10月31日までで、タイ国内のEV市場でのシェア拡大を狙う。
対象となるのは前輪駆動(FWD)モデル(価格152万9,000バーツ)と四輪駆動(AWD)モデル(同164万9,000バーツ)。頭金0バーツからの購入が可能で、84回払いを選んだ場合の月々の支払いは最低1万3,652バーツからとなる。特別金利0%が適用されるため、長期分割でも金利負担が発生しない点が最大の訴求ポイントだ。
充電器無償提供と長期保証も付帯
購入者には出力7kWの家庭用充電器が無償で提供されるほか、バッテリーについては8年間または16万キロメートルの長期保証が付帯する。トヨタは全国450か所のサービスセンター網を強みとして強調しており、購入後のアフターサービス体制の充実ぶりをアピールしている。
タイのEV市場では、中国メーカー各社が価格競争力を武器にシェアを伸ばしてきた一方、日系メーカーは信頼性やアフターサービス網の充実で対抗する構図が続いている。今回のトヨタのキャンペーンも、価格面での競争力とサービス網という両方の強みを組み合わせた戦略とみられる。
タイ政府のEV政策とも連動
タイ政府は現地生産を伴わない輸入EVに対する課税強化などEV政策の見直しを進めており、国内生産拠点を持つメーカーへの追い風が指摘されている。トヨタはタイ国内での生産体制を持つ数少ない日系EVメーカーの一つであり、今回のキャンペーンも国内市場での存在感強化を狙った動きといえる。