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タイの外国人入国者数、1~10月で4%減少、中国は4割減も台湾・ロシアは増加

タイ観光スポーツ省は12日、2026年1月1日から10月10日までの外国人入国者数が2393万6270人となり、前年同期比4.04%減少したと発表した。観光収入は累計1兆1653億バーツ(約5兆4790億円)に達している。発表はスラサック・パンチャルンワラークン観光スポーツ相が行った。

直近1週間(10月11日までの週)の入国者数は48万3375人で、前週から3万9157人(7.49%)減少し、1日平均は6万9054人だった。中国・香港・韓国の連休シーズンが一巡したことによる、アジア近距離市場の落ち込みが主な要因とされている。

中国が4割減、台湾・ロシアは2桁増で順位上昇

市場別では、中国からの入国者が前週比41.56%減の7万8279人と大きく落ち込んだ。一方でロシアは15.35%増の2万5754人、台湾は9.09%増の1万8710人となり、台湾は週間順位で7位から5位に上昇した。冬季シーズン入りに伴い、ロシアと台湾からの需要が立ち上がり始めているとみられる。

年初来の累計では、1位が中国(407万8133人)、2位がマレーシア(303万9825人)、3位がインド(179万4723人)、4位がロシア(130万6968人)、5位が韓国(87万8549人)の順となっている。発表資料では日本単独の数値は示されていないが、全体として近距離アジア市場の回復ペースが一様でないことがうかがえる。

旅行者にとっての実用ポイント

中国からの旅行者数が大きく落ち込んでいる時期は、人気観光地や空港での混雑が比較的緩和されやすい時期でもある。年末年始に向けてタイを訪れる予定がある場合、今の時期は主要観光地やホテルの予約が取りやすい可能性がある。一方でタイ国際航空など主要航空会社は冬季ダイヤの拡充を進めており、今後数カ月で日本発着を含む国際線の供給が増える見通しだ。バーツの対円レートは1バーツ=約4.7円で推移しており、円換算での旅行コストも合わせて確認しておきたい。

観光収入の内訳と今後の見通し

観光スポーツ省が示した累計収入1兆1653億バーツは、入国者数の減少局面にもかかわらず、1人当たりの消費額が底堅いことを示している。中国人観光客の減少分を、滞在期間が長く高単価になりやすい欧米・ロシア市場がある程度補っている構図とみられる。観光関連の当局者は、冬季シーズンの本格化とともに市場回復が進むとの見方を示しており、年末にかけての需給動向は航空券やホテル料金にも反映されやすい。日本から訪タイを計画する場合、直近の統計は旅程や予算を組む際の参考材料になる。

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