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バンコクの公園ラン、ランナーによる配車利用5倍増、ブラックコーヒーと無糖抹茶1000万杯

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タイの配車・配達大手グラブが明らかにしたデータによると、バンコクの都市生活者の間で健康志向の高まりが顕著になっている。公園へ向かう配車の利用件数はここ最近で5倍に急増し、砂糖や乳製品を控えたブラックコーヒーや無糖抹茶ラテの注文数は累計1000万杯を突破したという。

グラブによれば、ルンピニ公園やベンジャシリ公園といったバンコク都心の主要公園を目的地とする配車サービスの利用が急増しており、通常時の5倍に達しているという。早朝や夕方にジョギングやウォーキングを楽しむ利用者が増えているとみられ、渋滞の激しいバンコクにおいて、移動時間を節約して運動時間を確保しようとする都市生活者の姿がうかがえる。

「ブラックコーヒー」「無糖抹茶」が新定番に

飲料の注文動向にも変化が表れている。グラブのフードデリバリーサービスでは、砂糖やミルクを加えないブラックコーヒーと、糖分を控えた抹茶ラテの注文数が合計で1000万杯を超えたことが判明した。従来人気だった甘いタイティーやフラペチーノ系飲料に代わり、低糖質・低カロリーの飲み物を選ぶ消費者が着実に増えているという。

この傾向についてSNS上では、「仕事帰りに公園を走ってから、ブラックコーヒーを飲むのが習慣になった」「健康診断の数値が気になって、砂糖入り飲料をやめた」といった趣旨の投稿が目立つ。バンコクでは近年、生活習慣病への意識の高まりとともに、健康的なライフスタイルを重視する層が拡大している。

都市型ウェルネス市場が拡大

タイ政府もヘルスツーリズムやウェルネス産業を経済成長の柱の一つと位置づけており、健康志向の高まりは観光や小売業界にも波及しつつある。フィットネスジムやヘルシーフード専門店の出店も都市部で増加傾向にあるといい、バンコクの都市生活者のあいだで「健康であること」自体が新たなステータスとして定着しつつある様子がうかがえる。渋滞と猛暑という都市特有の制約の中で、限られた時間をいかに健康づくりに充てるか、バンコクっ子たちの創意工夫が垣間見えるデータとなった。

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