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「お前名義の部屋から麻薬」、警察官を装う特殊詐欺がタイで多発!、わずか1週間で1億9700万バーツ荒稼ぎ

「あなたの名義で借りた部屋から、大量の麻薬が見つかりました」。そんな電話を信じてしまったら最後だ。タイ全土で今、警察官を装った詐欺師による被害が爆発的に広がっている。被害総額は、わずか1週間で1億9700万バーツ、日本円にして8億円超に達したというのだ。

この詐欺の手口は実に巧妙だ。詐欺師はまず「警察」や「捜査機関」を名乗って被害者に電話をかける。そして、被害者の本名やID番号を、まるで本物の捜査資料を見ているかのように正確に読み上げてくる。これにより被害者は「本物の警察からの連絡だ」と信じ込んでしまうという。

「お前名義の部屋から麻薬が」の一言で恐怖のどん底へ

本人確認が完了したと思わせた直後、詐欺師は核心の一言を切り出す。「あなたの名前で借りられているマンションから、大量の麻薬が発見されました」。これを聞いた被害者は、身に覚えがないにもかかわらず、パニックに陥ってしまうのだ。

そして詐欺師はたたみかける。「これは重大な薬物事件に関わっている可能性がある」「今すぐ口座の資金を確認させてもらう必要がある」などと迫り、被害者に送金させる。被害者は「自分が犯罪者にされてしまう」という恐怖から、冷静な判断ができなくなり、言われるがまま大金を振り込んでしまうという。

たった1週間で8億円超、被害は止まらない

関係者が本紙に明かしたところでは、今回の詐欺による被害総額はタイ全土でなんと1億9700万バーツ。日本円換算で8億円を超える規模だという。1週間という短期間でこれだけの被害が発生していることに、捜査当局も危機感を強めている。

捜査関係者は「個人情報がどこから漏れているのか、徹底的に調べる必要がある」と語った。被害者の本名やID番号を正確に把握している点から、何らかの形で大規模な個人情報の流出が起きている可能性が指摘されている。

Xには「自分にも似たような電話がかかってきたことがある」「本名と番号を言われたら誰でも信じてしまう」「絶対に油断できない」との声が続々と上がっている。タイのネットユーザーからは「家族や高齢者に今すぐ注意喚起しないと」「警察を名乗る電話は全部疑うべき」との声も上がった。

当局は注意喚起を強化、被害拡大を警戒

警察当局は今後、詐欺グループの摘発と並行して、国民への注意喚起を強化する方針だ。「警察や捜査機関が電話で送金を求めることは絶対にない」という基本原則を、改めて周知徹底する必要がありそうだ。

それにしても、1週間で8億円とは。詐欺師たちの「営業成績」だけは、妙に優秀すぎるようだ。

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