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現役警官、元妻を射殺の衝撃!ジムのトレーナー2人が決死の取り押さえ

写真はカオソットから転載

タイ東北部ブリラム県ナンロン郡で6月17日午後3時30分頃、身の毛もよだつ凶行が繰り広げられた。ナコーンラーチャシーマー県警交通課に勤務する副警部補のティーラポン容疑者(43歳)が、元妻と義母が利用するフィットネスに拳銃を手に押し入り、元妻の頭部に3発、義母の身体に2発を立て続けに撃ち込んだのだ。

銃声を聞いた人々が駆けつけると、元妻のナン・トリヤーさん(37歳)はすでに頭部を撃ち抜かれ、床に倒れていた。義母のマンタナーさん(57歳)も血を流して倒れており、ともに救急車で病院に搬送されたが、トリヤーさんは間もなく死亡が確認された。マンタナーさんは命に別状はないものの重傷で、懸命の治療が続けられている。

犯行直後、ティーラポン容疑者は拳銃を手にしたままジムの外へ逃走しようとした。しかしその瞬間、異変に気づいたジムのフィットネストレーナーが体を張って立ちはだかった。トレーナーは容疑者を後ろから羽交い絞めにし、取り押さえることに成功。その場に居合わせた近隣住民らも次々と駆けつけ、容疑者を押さえ込んだ。その際、容疑者は頭部と口元に傷を負うほどの抵抗が続いたが、最終的に民間人の手によって確保された。

警察の事情聴取に対し、目撃者のソーンさん(仮名・33歳)は「制服は着ていなかったが、男が拳銃を手にフィットネスの中に入っていくのが見えた。しばらくして銃声が数発鳴り、男が外へ走り出てきた。すぐにトレーナーが飛びかかって取り押さえた」と証言した。防犯カメラの映像にも一部始終が記録されており、警察は証拠として押収した。

捜査で判明した動機は「嫉妬」だった。ティーラポン容疑者とトリヤーさんはかつて夫婦で、現在9歳と5歳の子ども2人をもうけていたが、すでに離別状態にあった。容疑者はトリヤーさんの「新たな交際相手」の存在に激怒しており、その日もジムにいる元妻を「話し合いにきた」と称して訪ねてきたという。しかしすぐに口論となり、義母のマンタナーさんが間に入ったことで容疑者の怒りが頂点に達し、引き金を引いた。

フィットネストレーナーの勇気ある行動はSNSで大きな称賛を集めており、「命がけで人命を救ったヒーロー」として多くのタイ人が敬意を表している。タイ警察当局もトレーナーの機転と勇気を高く評価するコメントを発表した。

ティーラポン容疑者は殺人罪および傷害罪での起訴に加え、公務員による違法な武器使用についても調査される見通し。タイの法律では殺人罪に対して最高で死刑が適用される可能性があり、厳正な裁きを求める声が高まっている。2人の幼い子どもたちの行方については、親族が保護を申し出ているという。

タイでは近年、離婚・別居問題に絡んだ元パートナーへの暴力事件が後を絶たない。特に銃の所持が認められやすい法執行機関の関係者による事件は社会に強い衝撃を与えており、警察官の精神的健康管理や家庭内問題へのカウンセリング制度の充実を求める声も上がっている。

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