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40億バーツの「呪い解除詐欺師」摘発!夫を取り戻すと偽り主婦を騙す

写真はイメージ画像

バンコク北部のサイマイ地区で、「呪いを解けば夫が戻ってくる」などと偽って女性から総額4,000万バーツ(約1億6,000万円)以上を騙し取ったとして、自称「霊媒師」の女が詐欺罪で逮捕された。被害を受けたのはタイ人と香港人のハーフの女性で、数年間にわたって金銭を騙し取られ続けていたという。

警察の捜査によると、容疑者の女は自らを「カリスマ的な霊的能力を持つヒーラー」と称し、「あなたの夫に黒魔術がかけられている」「特別な儀式を行えば夫の心を取り戻せる」などと被害女性に信じ込ませた。儀式のたびに高額の「供え物料」「霊的クリアリング費」などを要求し、その総額が4,000万バーツを超えた。

被害女性は「最初の儀式で少し状況が好転したように感じ、完全に信じ込んでしまった。気づいた時には全財産を失っていた」と警察に証言している。容疑者が「追加の儀式が必要だ」と求める度に金銭を支払い続け、家や車を売却して工面した金も騙し取られたという。

捜査員が令状を取って容疑者の自宅を捜索したところ、高価な装飾品や現金が大量に発見された。容疑者は「すべて正当な霊的サービスの対価として受け取ったものだ」と主張しているが、警察は詐欺の物証として押収した。

タイでは「霊媒師詐欺」が後を絶たない。恋愛・婚姻の悩みを抱える人々の心理的弱みに付け込んで巨額を騙し取るケースが社会問題となっており、当局は「何百万バーツもの金を要求する霊媒師は詐欺師である可能性が非常に高い」と市民に警戒を呼びかけている。

今回の事件では、バンコク都内で同様の手口による被害が複数報告されており、容疑者の女が組織的に活動していた可能性も浮上している。警察は余罪の捜査を続けるとともに、共犯者の存在についても調べている。

容疑者は詐欺罪での起訴に加え、宗教的詐欺に関する特別法違反でも調べられる見通し。有罪となった場合、最大で懲役5年および被害額の倍額の賠償命令が科せられる可能性がある。

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