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バンコクの公営バス、EV1520台を導入し年41億バーツのコスト削減へ

バンコク都バス公社は、電気バス(EV)1520台を段階的に導入する計画を進めている。年間の運営コストを大幅に削減できる見通しで、バンコクの公共交通は電動化へと大きく舵を切ることになる。

計画によると、EVバスの納入は3段階に分けて実施される。第1弾として500台が2027年3月末までに、第2弾の500台が同年4月末までに、そして残る520台が同年5月末までに順次投入される予定だ。現在はすでに最初の40台分の主要部品がタイのエネルギー関連企業の製造工場に到着しており、デモ車両2台がすでに完成しているという。

導入されるEVバスは、バンコク都内107路線のうち約50路線に投入される計画で、特に都心部の環状ルートやシーロム、バーンラック、クロンサーンといった中心業務地区が重点エリアとされている。運賃は、タイ陸運局が定める空調バスの基準に準じて15〜25バーツに設定される見通しだ。

コスト面では、ディーゼル車からEVへの切り替えにより、電力コストが従来の燃料費と比べて約60%削減されるほか、車両保守費用は年間約2億バーツ、人件費も年間約9億バーツの削減が見込まれている。同公社全体では、年間およそ41億バーツのコスト削減効果が期待されるという。

バンコクでは大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2.5」が長年の課題となっており、公共交通の電動化は環境対策としても重要な意味を持つ。老朽化したディーゼルバスが目立つバンコクの街中に、静かで排ガスを出さないEVバスが走り出す日も近づいている。同公社は今後、車両の調達や充電インフラの整備を並行して進め、計画通りの導入を目指す考えだ。

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