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バンコク大洪水、両空港は運航継続も「空港までの道」と「手荷物」に混乱 外国人旅行者が今知るべきこと【9月28日最新】

25日午後から続いた記録的な豪雨により、バンコク都は26日に都内全50区を「災害被災地域」に指定した。こうした中、スワンナプーム空港とドンムアン空港はいずれも閉鎖されることなく運航を続けている。ただし、空港へのアクセス道路の冠水や、スワンナプームでの手荷物の大規模な滞留など、外国人旅行者にも影響が出ている。タイ語メディア各紙の報道から、28日時点の最新状況をまとめた。


■ 両空港とも「通常運航」、洪水による欠航はなし

タイ空港公社(AOT)は26日、スワンナプーム・ドンムアンの両空港とも浸水はなく、洪水を理由とした欠航便は出ていないと発表した。

SNS上で出回ったドンムアン空港の浸水画像は、隣接する空軍第6航空団の敷地で、AOTが管理する旅客・商業エリアではないという。ドンムアンでは26日に南側誘導路の一部に水がたまったが、離着陸は通常どおり行われた。

排水ポンプは当初2台から3〜6台へと段階的に増やしており、AOTのパウィーナー社長は「まだ全力運転には至っておらず、余力がある」と説明。排水池の水位を24時間体制で監視している。

■ スワンナプーム:タイ国際航空便で手荷物が大量滞留

旅行者への影響が最も大きいのが、スワンナプーム空港での手荷物の受け取り遅れだ。

26日から27日にかけて、洪水で道路が寸断され、タイ国際航空の地上係員の多くが出勤できなくなった。さらに手荷物搬送カートの一部が故障し、複数便の手荷物が空港に取り残された。到着客が5〜6時間以上手荷物を待つケースや、出発便の遅延も発生した。

空港側はタイ国際航空に対し、地上係員の緊急増員、故障機材の修理と代替機材の手配を要請。手荷物の状況を空港内モニターに表示し、受取エリアに案内係員を配置している。スラサック運輸相も27日夜、空軍に人員応援を要請するとともに、機内で登録できるQRコードを使って手荷物をホテルや自宅へ直送する仕組みの導入を指示した。ただし、27日夜時点の報道では、完全な正常化にはさらに2〜3日かかるとの見方が出ている。

手荷物が届かなかった場合は、到着ロビーの手荷物受取エリアで「手荷物遅延報告書(Delayed Baggage Report)」を必ず提出すること。この報告書をもとに追跡と配送が手配される。

問い合わせ先電話番号
タイ国際航空 Lost & Found(国際線)02-134-5453〜55
タイ国際航空 Lost & Found(国内線)02-134-5473〜74
タイ国際航空 コンタクトセンター02-356-1111
AOT コールセンター(24時間)1722

■ 空港へのアクセス:鉄道の利用が確実

スワンナプーム空港へ

空港は、ラートクラバン方面からのルートで深い冠水が発生しているとして、この道を避けるよう呼びかけている。推奨ルートはモーターウェイ(国道7号線)とブーラパーウィティ高速道路。道路の渋滞を避けるなら、27日時点で平常運行が確認されているエアポート・レール・リンクの利用が確実だ。

ドンムアン空港へ

冠水が深刻だったウィパワディー・ランシット通りは、28日朝の時点で水が引き、全車種が通行可能になった。ただし引き続き渋滞は起こりやすく、空港はドンムアン・トールウェイの利用を推奨している。最も確実なのはSRTレッドラインで、ドンムアン駅からスカイウォークで旅客ターミナルに直結している(運行は5時〜24時、10〜15分間隔)。

なお、26日にはドンムアン空港でメータータクシーの運行が一時停止され、Grabが車高の高いSUVを増車して対応した。空港バスは最大45分程度の遅れが見込まれたが、ドンムアン〜スワンナプーム間の無料シャトルバスは通常どおり運行している。

■ 航空会社の振替・変更措置

主要航空会社は、洪水の影響で搭乗できなかった旅客向けに特別措置を発表している(26日時点、Thai PBS報道より)。

航空会社対象内容
タイ国際航空9月26〜29日のスワンナプーム発着便1回に限り無料変更(29日までに手続きが必要)
エアアジア対象便同一路線で1回無料変更、または2年間有効のクレジット
タイ・ライオン・エア9月26〜28日便30日間有効のクレジット、または1回の変更(差額が生じる場合あり)
ノックエア9月26日ドンムアン発便30日以内の1回変更について手数料・差額を免除、または100%クレジット
ベトジェットエア9月26〜28日のスワンナプーム発着便同一路線で7日以内の1回無料変更、または180日間有効のクレジット

条件は変わる可能性があるため、利用する航空会社の公式サイトで最新情報を確認してほしい。

■ 外国人旅行者へのアドバイス

  1. 時間に余裕を持って出発する:運輸省と民間航空局(CAAT)は、国際線は3時間前、国内線は2時間前までに空港に着くよう呼びかけている。ドンムアン行きは移動に2〜3時間を見込むよう求めている。
  2. 道路より鉄道を使う:スワンナプームへはエアポート・レール・リンク、ドンムアンへはレッドラインを使うのが確実だ。
  3. 貴重品と常備薬は機内に持ち込む:タイ国際航空でスワンナプームに到着する場合、手荷物の受け取りが大幅に遅れる可能性がある。着替えなど最低限の荷物も手元に置いておくと安心だ。
  4. 手荷物が出てこなければ、その場で報告書を出す:Delayed Baggage Reportの控えと手荷物タグの半券は、ホテルへの配送手配や保険請求に必要になる。
  5. フライト状況は航空会社に直接確認する:出発前に航空会社のアプリや公式サイトで運航状況と振替条件を確認しておきたい。

気象当局は28日もバンコクで降雨確率70%、局地的な強い雨を予報している。バンカピ交差点周辺など、都内の一部では現在も深い冠水が続いている。天候の急変によっては再び道路が冠水する可能性もあり、今後の情報に注意が必要だ。

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