
タイ国際航空(THAI)は10月5日、9月下旬に発生した預け荷物の大量滞留問題について、運航体制が通常の100%まで回復したと発表した。往路122便、復路123便を予定通り運航しており、日本とタイを往来する旅行者にとっても搭乗・荷物受け取りの不安が大きく和らぐ内容となった。
同社によると、トラブルの発端は9月26日から29日にかけての大規模な荷物処理システムの混乱だった。ピーク時には出発便で7175個、到着便で5423個の荷物が滞留し、一時は1万個を超える荷物が所定の便に乗せられない状態になっていたという。
荷物滞留は大幅に縮小
10月5日時点で、出発便の滞留荷物は150個、到着便は712個まで減少した。すでに受取人に引き渡された荷物は300個にのぼり、残る処理対象は412個まで絞られている。地上職員は必要人員の105.48%にあたる1348人を配置し、滞留解消を急いでいる。
日本路線の旅行者への実用情報
タイ国際航空は日本との間でバンコク発着の複数路線を運航しており、今回の混乱では一部の利用者が荷物の受け取りに数日を要する事態となった。現時点では日本路線を含め特段の運休は確認されていないが、直近に搭乗予定がある場合は、念のため国際線用のパッキングを小分けにし、貴重品や数日分の着替えは手荷物に入れておくと安心だ。万一荷物の到着が遅れた場合は、空港の荷物紛失・遅延窓口(バゲージクレーム)で控えを提示すればよい。
今回の混乱は9月下旬に導入されたシステム更新や荷物処理体制の不備が重なったことが原因とみられ、タイ運輸省は同社に対して再発防止策の提出を求めている。タイ国際航空側は「従業員の安全を最優先としつつ、部品・機材メーカーとも緊密に連携しながら供給の回復を急いでいる」との姿勢を示しており、空港カウンターでは滞留荷物の個別照会に対応する専用窓口も設けられている。
連休前に搭乗する人への注意点
タイでは洪水の影響も重なり、空港アクセス道路の混雑が発生しやすい状況が続いている。バンコクのスワンナプーム空港やドンムアン空港を利用する際は、通常より余裕を持って空港入りすることをおすすめしたい。オンラインチェックインを済ませておけば、カウンターでの手続き時間を短縮できる。