タイ気象局は11月2日、北部・東北部・中部・バンコク首都圏・東部を含む全国の広い範囲で雷雨と強い突風への注意を呼びかけた。バンコク都内の本日の降水確率は60%とされ、雨季の終盤にあたる11月初旬としては比較的強い雨雲の発達が見込まれている。
タイの雨季は通常5月から10月とされるが、年によっては11月に入っても大気の不安定な状態が続き、短時間の強い雷雨が発生しやすい。南部のプーケットやクラビーなど観光地では、この時期から本格的な乾季が始まる北部・中部とは異なり、むしろ雨量が増える「北東モンスーン」の影響を受けやすい点に注意したい。
旅行者・出張者が確認しておきたいこと
雷雨・強風時は国内線の運航に遅延が発生することがあるため、搭乗前にはスマートフォンの航空会社アプリや空港の運航状況ページを確認する習慣をつけておきたい。また、バンコク都内では短時間の豪雨で幹線道路が渋滞しやすく、空港への移動には通常より余裕を持った時間設定が安全だ。
南部ビーチリゾートでの注意点
プーケットやクラビーなど南部のビーチエリアは、11月から2月にかけて波が高くなる時期に入る。ホテルやツアー会社が掲示する「赤旗(遊泳禁止)」の表示は必ず確認し、現地ガイドの指示に従うことが安全確保の基本となる。折り畳み傘や速乾性の衣類を持参しておくと、突然の雷雨にも対応しやすい。
長期滞在者が備えておきたいこと
タイに長期滞在する日本人にとっても、雨季終盤から乾季への切り替わり時期は体調管理の面で注意が必要な時期だ。急な気温差や湿度の変化で風邪をひきやすくなるとされ、エアコンの効いた室内と屋外の温度差にも気を配りたい。自宅や滞在先の排水設備が十分でない場合は、短時間の豪雨でも周辺道路が冠水することがあるため、日頃から近隣の浸水しやすい場所を把握しておくと安心だ。
北部・中部は乾季入りが進む時期
一方でバンコクを含む中部やチェンマイなど北部は、11月に入ると徐々に乾季の気候に移行し、朝晩の気温が下がりやすくなる。同じ国内でも地域によって気候の動きが大きく異なるため、複数都市を周遊する旅程を組む場合は、訪問先ごとの天気予報をそれぞれ確認しておくことが望ましい。観光庁やホテル側も、この時期は天候の急変に関する案内を強化する傾向がある。