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1等が当たった宝くじを燃やした夫婦に有罪判決!懲役1年執行猶予と15万バーツの賠償命令

1等が当たった宝くじが、他人の手で灰になった。スコータイ県サワンカローク裁判所は、他人の当せん券を盗んで焼き捨てた夫婦に有罪判決を言い渡した。

被告は「デットおじさん」「ウェーウおばさん」と呼ばれる夫婦。被害者は地元で「ヤンおばさん」「カヤンおばさん」の愛称で知られる女性である。夫婦は当初否認していたが、証拠を突きつけられて一転、「宝くじを盗んで燃やした」と自白した。

懲役1年、執行猶予2年

裁判所は2人に懲役1年、執行猶予2年を言い渡し、被害者への損害賠償15万バーツの支払いを命じた。2人は法廷で被害者に謝罪した。

2人はすでに1人あたり10万バーツの保釈保証金を積んで保釈されていた。証拠を破壊してしまったため、当せん券そのものはもう存在しない。

「証人になります」──賞金への道は残った

この裁判の最大の焦点は、実は刑罰ではなかった。券が焼かれてしまった以上、ヤンおばさんは1等賞金を受け取る手段を失っていたからだ。

だが夫婦は法廷で、宝くじ公社(GLO)に対する手続きで証人になると約束した。これにより、ヤンおばさんは「自分が当せん券の正当な所有者だった」ことを立証し、公社に賞金の支払いを求める道が開けた。

タイでは宝くじは無記名の紙券で、所持している者が権利者とみなされるのが原則だ。券を失えば、たとえ当せんが事実でも受け取りは極めて困難になる。焼却は、単なる証拠隠滅では済まない行為だった。

繰り返される「宝くじ悲劇」

タイでは宝くじをめぐるトラブルが毎年のように社会問題化してきた。券の所有権を争う裁判、拾った券の持ち逃げ、当せん者を名乗る偽装。3000万バーツをめぐる有名な訴訟では、虚偽告訴で実刑判決が出た例もある。

SNSでは「執行猶予は軽すぎる」「15万バーツで済む話じゃない」「賞金がちゃんと払われるかが本題だ」といった声が上がった。

券の額面はたった100バーツ前後。それを燃やす数秒間で、夫婦は前科と15万バーツを背負い込んだ。割に合わない、という言葉ではとても足りない。

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