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タイ東北部の殺人犯、6カ月逃亡後に故郷の借家で御用 SNS「やはり逃げても戻るのか」「指名手配74番目というのが怖い」

タイ・シーサケットの指名手配74番目の男、6カ月の逃亡の末に故郷の借家で御用
画像:イメージ

逃げ切れると思っていたのだろうか。タイ東北部シーサケット県プーシン郡パイパッタナー地区の借家に、捜査員が踏み込んだ。8月12日、警察の重要指名手配リストで74番目に名を連ねていた男が、そこで身柄を確保された。

拘束されたのはモンコン容疑者(27)。2567年(2024年)10月18日、地元で対立していた相手を殺害した事件で、殺人の共犯として手配されていた。銃器と実弾の不法所持、武器の不法運搬の容疑も加わっている。

隠れ家を転々とした半年

事件後、モンコン容疑者は姿を消した。タイ警察は6カ月以上にわたって行方を追い続けたが、容疑者は隠れ家を何度も変え、追跡をかわしてきたという。捜査員が最後にたどり着いたのは、皮肉なことに容疑者の生まれ育った土地だった。

プーシン郡の借家に戻っていることを突き止めた捜査員が、部屋に踏み込んで逮捕した。長い逃亡生活のあと、結局は故郷に帰っていたことになる。

「全ての容疑を認めた」と捜査幹部

タイ警察の犯罪捜査部門を率いるティーラチャート・ティーラチャットタムノン警察中佐は、容疑者が「すべての容疑について告知を受け、いずれも認めた」という趣旨を明らかにした。容疑者はその後、プーシン警察署に移送され、法的手続きに入っている。

タイの警察は重要指名手配者に順位を付けた一覧を公表し、捜査の進捗を管理している。74番という数字は、それだけ多くの逃亡者が同時に追われていることも意味する。今回の摘発は、その一覧から1人が消えたということだ。

SNS上では「74番まであるのが怖い」「故郷に戻るのは逃亡者の定石なのに、それでも半年かかったのか」といった趣旨の書き込みが並んだ。

タイ東北部(イサーン)では、地域内の対立が銃を伴う事件に発展するケースが繰り返し起きている。生活圏が近く、当事者同士が顔見知りであることも多い。逃げても、いずれは戻ってくる。捜査員が最後に張り込んだのが実家のある土地だったのは、経験則に従った結果でもあった。

2年近く自由に歩いていた男の逃亡は、故郷の借りた一室で終わった。

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