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タイ・ラオス国境の検問所を突破した男、上着の中から金塊6本とスマホ124台

ジャケットの内側に隠していたのは、金の延べ棒6本とノートパソコン15台。そして荷台には携帯電話124台。タイ東北部ノーンカーイ県のノーンソンホン検問所で8月24日深夜に検問突破を図った男が身柄を確保され、押収品の全容が8月31日、当局から発表された。

身柄を確保されたのはマハーサラカム県出身のピヤポン容疑者。ノーンカーイ・ウドンタニ間の幹線道路沿いにあるノーンソンホン四差路の検問所で、恋人を助手席に乗せたまま午後10時ごろに停止を求められた。ところが車は停まる気配を見せず、そのまま検問を突破しようとしたため、警察官が緊急追跡に乗り出した。

「本物の金と確認された」

追跡の末に身柄を確保した警察官が車内を調べたところ、後部座席とジャケットの内側から金の延べ棒6本(総重量3バート2スルン相当)、ノートパソコン15台、複数の帳簿が見つかった。さらに荷台からは携帯電話124台が積み込まれていた。捜査担当者は「金鑑定店に確認を依頼したところ、押収品は本物の金であることが確認された」と説明する。

密輸ルートの一端か、捜査は継続

ノーンカーイはラオスと国境を接する地域で、密輸品の中継地として知られる。警察は押収された携帯電話や金塊の入手経路、帳簿に記載された取引記録を精査し、組織的な密輸ネットワークの有無を調べている。地元住民の間では「またこの検問所か」「よく検問を突破しようとするものだ」といった反応が広がった。

ピヤポン容疑者と同乗の女性は現在、税関法や関連法規に基づき取り調べを受けている。当局は「全ての押収品は法的手続きに従って処理する」としており、押収品の総額や密輸の全体像については今後の捜査で明らかになる見通しだ。

ジャケットに金塊、荷台にスマホの山

現場に居合わせた警察官の一人は「停止の合図を無視して加速したので、これは何かあると直感した。追いついて車内を確認したら、ジャケットの内側から金塊がゴロゴロ出てきて驚いた」と振り返る。荷台には携帯電話124台が箱にも入れられず無造作に積まれており、捜査員は「これほどの数を一度に運ぼうとする手口は珍しい」と話した。帳簿には複数の取引記録とみられる書き込みもあり、警察は転売ルートの解明を進めている。

国境地帯では今回のような検問突破のケースが後を絶たず、当局は警戒を強めている。地元では「よくもまああんな量を積んで検問を抜けようとしたものだ」といった声も聞かれ、国境地帯特有の緊張感が改めて浮き彫りになった格好だ。

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