日本の大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」のタイ版である「ドン・ドン・ドンキ」が、バンコク西部のショッピングモール「セントラル・ピンクラオ」内に新店舗を出店する。開業日は11月11日で、同モールにタイでまた一つ、日本の商品を扱う拠点が加わることになる。
ドン・ドン・ドンキはタイの流通大手セントラルグループと日本のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(ドン・キホーテの親会社)が提携して展開しているブランドで、すでにタイ国内に複数店舗を構えている。今回新たに出店するセントラル・ピンクラオ店は、バンコク西部トンブリー地区の住宅街に近いモールに位置し、周辺に暮らす地元客に加え、近隣に住む日本人にとっても食品や日用品を調達しやすい拠点になるとみられる。
日本の食品・雑貨をタイで
ドン・ドン・ドンキの店舗では、日本から輸入した食品や菓子、日用雑貨、化粧品などを幅広く取り扱うのが特徴で、タイの若年層や日本に親しみのある消費者を中心に人気を集めている。セントラルグループは近年、都心部だけでなく郊外のモールにも同ブランドの出店を拡大しており、今回のピンクラオ店もその流れの一つと位置づけられる。具体的な売り場面積や取扱商品数、開業イベントの詳細は現時点では発表されていない。
バンコク西部での出店競争も
セントラル・ピンクラオはトンブリー地区を代表する老舗モールの一つで、近年は近隣エリアの再開発に合わせてテナントの入れ替えを進めている。日本発の小売ブランドの出店は、モール全体の集客力を高める狙いもあるとみられ、周辺の競合モールとの客の奪い合いにもつながりそうだ。
タイでは近年、日本発の小売ブランドの出店が相次いでおり、食品・日用品を中心とした「日本品質」への支持が消費者の間で根強い。バンコク在住の日本人にとっては、こうした店舗の増加によって普段使いの日本製品を入手しやすくなるメリットがある一方、モール側にとっても集客力のあるテナントとして出店競争が続いている。